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大分県では、食の安全に対する信頼を確保し、安心して生活できる社会をつくるため、2005年に「大分県食の安全・安心推進条例」を制定しました。この条例に基づき、食の安全・安心に関する施策の計画的な推進を図るため、2006年に「第1次大分県食品安全行動計画」を策定して以降、2018年度に策定した「第5次大分県食品安全行動計画」まで、食品の安全確保と、県民の食に対する信頼性確保のための様々な施策に取組んできました。
このような中、最近の食の安全を取り巻く状況として、生産現場では物流の混乱による肥料等の入手への影響、消費段階では新型コロナウイルス感染症の流行により外食が減り、テイクアウトやデリバリーなどの中食が増加するなど大きな変化がありました。
また、農林水産分野においては、2021年5月に食料・農林水産業の生産力向上と持続性の両立をイノベーションで実現させるための「みどりの食料システム戦略」が策定され、2050年の目標達成に向けて、有機農業の拡大や事業系食品ロスの削減、漁獲量の回復などの2030年KPI目標(重要業績評価目標)も設定されています。
国際社会においては、2015年9月に国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)が記載されました。食品関連事業者の間でも積極的な取組が進められていますが、2030年の目標達成に向けて、さらなる活動の拡大が必要です。
このような食に関する社会情勢の変化に対応するし、生産から消費に至るまで、より充実した食の安全・安心確保の取組を実施するため、新たに、2023年度からの5ヶ年計画である「第6次大分県食品安全行動計画」を策定しました。
計画の策定に当たっては、食品安全行政が生産から流通、消費に至るまでの様々な分野にまたがることから、県庁内の関係10課室によるワーキンググループを組織し、作業にあたってきました。
また、大分県食の安全・安心推進条例に基づき、消費者、生産者、流通関係者、学識経験者から構成される「大分県食品安全推進県民会議」の意見やパブリックコメントの意見を踏まえた計画としています。
第6次大分県食品安全行動計画(概要版) [PDFファイル/2.73MB]
第6次大分県食品安全行動計画(本編) [PDFファイル/3.34MB]
第6次大分県食品安全行動計画(令和5年度)の取組状況については、別添のとおりです。
第6次大分県食品安全行動計画取組状況 [PDFファイル/224KB]