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原因となった施設では、ほとんどの施設で鶏の刺身やタタキ、鶏レバーなどの生の状態もしくは
加熱不十分な鶏肉料理を提供していました。
事件数(件) | 患者数(人) | 死者数(人) | |
---|---|---|---|
令和元年 |
286 | 1937 | 0 |
令和2年 | 182 | 901 | 0 |
令和3年 | 154 | 764 | 0 |
※厚生労働省HPから抜粋
カンピロバクター食中毒防止のため、鶏肉は中心部まで十分に加熱(75℃で1分間以上)し、美味しく安全に食べましょう。
飲食店営業者向けリーフレット [PDFファイル/946KB]
消費者向けリーフレット(外食時の注意) [PDFファイル/213KB]
消費者向けリーフレット(家庭調理の注意) [PDFファイル/206KB]
厚生労働省ホームページ(カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)
カンピロバクターによる食中毒について(食品安全委員会ホームページ)
カンピロバクターは、鶏や牛、豚等の家畜・家きん類の腸管内に生息します。
加熱が不十分な食肉(特に鶏肉)やレバー(鶏、豚)等の臓器を食べることや、
カンピロバクターに汚染された飲料水等を飲むこと等により感染します。
乾燥に極めて弱く、通常の加熱調理で死滅します。
食肉(特に鶏肉)、飲料水、生野菜など
1~7日と比較的長い
下痢、腹痛、発熱、嘔吐、頭痛、倦怠感等
感染して数週間後に「ギラン・バレー症候群(※)」を発症することもあります
(※)ギラン・バレー症候群とは?
手足の麻痺、顔面神経麻痺、呼吸困難等を起こす疾患
(1)加熱不十分な食肉(鶏肉等)の喫食を避け、中心部まで加熱しましょう(75℃以上1分間以上)
(2)食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行いましょう
(3)食肉を扱った調理器具は洗浄・消毒し、十分に乾燥させて2次汚染を防ぎましょう
(4)食肉を取り扱った後は十分に手洗い・消毒を行いましょう
(5)井戸水の消毒・検査を定期的に行いましょう