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ノロウイルス食中毒に注意しましょう

印刷ページの表示 ページ番号:0002029236 更新日:2023年2月15日更新

ノロウイルスの特徴

ノロウイルスとは人の小腸粘膜で増殖するウイルスです。以前は小型球形ウイルス(SRSV)と

呼ばれていましたが、

平成15年8月の食品衛生法の改正により「ノロウイルス」に名称が変更されました。

少量のウイルス(10~100個)で感染し、感染力のとても強いウイルスです。

1年を通じて発生しますが、主に11月から3月にかけて下痢や嘔吐といった胃腸炎を流行させます。

感染経路は?

ノロウイルスの感染はほとんどが経口感染(口からの感染)で、主に以下の5つの経路から

感染すると考えられています。

(1)患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐物から人の手などを介して感染

(2)家庭や共同生活施設など、人の接触する機会が多い場所で人から人へ飛沫等で直接感染

(3)食品取扱者(飲食店における調理従事者等)が感染し、その人を介して汚染した食品を食べて感染

(4)汚染されていた二枚貝(カキなど)を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べ感染

(5)ノロウイルスに汚染された井戸水や簡易水道を消毒不十分の状態で飲んで感染

症状は?

潜伏期間(感染から発症までの時間)は24~48時間で、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で

あり、発熱は軽度です。

通常は1~2日で自然に軽快しますが、症状が治まっても1週間から1ヶ月は便からウイルスを

排出し続けます。

食品営業者の方へ

 調理従事者を原因とするノロウイルス食中毒が全国的に発生しています。

 ノロウイルス食中毒の予防のためには、ウイルスの調理施設への持ち込みや施設内での汚染拡大を

 防ぐことが重要であり、調理従事者の健康管理を徹底する必要があります。

 以下のポイントを押さえ、ノロウイルス食中毒を防ぎましょう。

1.調理従事者の健康管理について

 ○普段から感染しないように食べる物や家族の健康状態にも注意する。

 ○症状があるときは、食品を直接取扱う作業をしない。 

 ○症状があるときに、すぐに責任者に報告する仕組みをつくる。

2.作業前などの手洗いについて

 ○手洗いのタイミング

  ・トイレに行ったあと                 

  ・調理施設に入る前

  ・生の食肉や魚に触れたあと

  ・料理の盛り付けの前

  ・次の調理作業に入る前

 ○汚れの残りやすいところを重点的に実施

  ・指先、指の間、爪の間

  ・親指の周り

  ・手首、手の甲

3.調理器具の消毒について

 ○洗剤などで十分に洗浄し、熱湯で加熱消毒する方法や消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム等)を

  用いて消毒する

4.食品の加熱について

 ○ノロウイルスの汚染のおそれのある食品や、二枚貝などは中心部85℃~90℃90秒以上

  加熱すること

5.参考資料等

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調理従事者向けノロウイルス予防リーフレット [PDFファイル/130KB]

ノロウイルス食中毒予防ハンドブック(大分県作成) [PDFファイル/1.97MB]

ノロウイルス食中毒予防対策リーフレット(厚生労働省作成) [PDFファイル/1.09MB]

ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省ホームページ)

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