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病原性大腸菌

印刷ページの表示 ページ番号:0000278030 更新日:2013年8月8日更新

【特徴】

大腸菌は、人や動物の腸管内に生息し、大部分のものは病原性がないが、なかには人に下痢等の腸炎症状を引き起こすものも存在する。これらを病原性大腸菌と総称し、次の5種類に分類されている。

1 腸管病原性大腸菌 

2 腸管侵入性大腸菌

3 毒素原性大腸菌

4 腸管出血性大腸菌

5 腸管凝集性大腸菌

  0-157は腸管出血性大腸菌であり、
  毒素の作用により腎臓や脳に作用し、生命を奪うこともある。

【主な原因食品】

糞便等に、二次汚染された食品や飲料水
腸管出血性大腸菌は、人からの二次感染もある。

【潜伏期間と主症状】

潜伏期間と主症状

分類

潜伏期間主症状
1.腸管病原性大腸菌12~72時間水様下痢、腹痛
2.腸管侵入性大腸菌 1~5日赤痢様症状
3.毒素原性大腸菌12~72時間水様下痢、腹痛、嘔吐
4.腸管出血性大腸菌1~十数日、平均3~5日下痢(初め水様、後に血性)
腹痛
5.腸管凝集性大腸菌12~72時間2週間以上の持続性下痢
腹痛・発熱

【予防方法】

(1)手洗いを十分に行う。
(2)なま物は避け、特に生肉は、加熱(75℃ 1分以上)調理を徹底する。
(3)生肉を取り扱った調理器具で他の食品を取り扱わない。
(4)井戸水、簡易水道など飲用及び調理用水の殺菌を徹底する。