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ダニは気温が高くなる春から秋にかけて活動が活発になります。
ダニが媒介する感染症には、「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」「日本紅斑熱」「つつが虫病」などがあり、大分県においても継続して発生が報告されています。
大分県では、令和6年に10人のSFTSの届出がありました。令和7年は、9月時点で13人の届出があり、過去最多を記録しています。
豊肥地域では、令和6年にSFTSの発生はありませんが、同じダニ媒介感染症であるつつが虫病6人、日本紅斑熱2人の届出がありました。特に豊肥地域は、県内でもつつが虫病の発生数が多い地域となっています。
ウイルスや細菌を保有しているマダニに人が咬まれると、感染症を引き起こすことがあります。診断や治療が遅れると重症化する恐れもあるので、注意が必要です。
マダニは野山の草むらに生息しています。野外での活動時は、肌の露出が少ない服装にするなど、マダニに咬まれないようにご注意ください。
