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ここでは、平成23年大分県産業連関表を利用して、大分県内の経済波及効果を簡易に分析できるツールを提供しています。部門別需要額等、必要な係数を入力すれば経済波及効果が出力されるシステムです。皆さんによる活用をお願いします。
経済波及効果とは、イベントの開催や大型投資等によって新たに生み出された需要が直接誘発する生産とともに、その生産活動を通じて他の産業にも波及して誘発される生産のことをいいます。経済波及効果は一般的に3つに分けられます。
・ 直接効果
消費や投資などの初期需要額の増加によって直接的に誘発される生産額
・ 第1次間接波及効果
直接効果で必要とされる財貨・サービスが生産されるときに必要となる原材料等の購入によって誘発される生産額
・ 第2次間接波及効果
直接効果や第1次間接波及効果によって生じた雇用者所得が消費にまわることで生じる需要の増加によって誘発される生産額
(1) 需要分析(基本ツール)
消費や投資等の需要が増加した(する)場合に使用します。一般的な分析ツールとして、
他のツールでの分析以外のすべての経済波及効果に対応します。
<ツール1> 需要分析(36部門) [Excelファイル/399KB]
(2) 観光消費
観光やイベントによって観光客が増加した(する)場合に使用します。
※ 基本ツールとの相違点
・ 観光に関係が深い部門を特掲(宿泊業、飲食サービス等)
・ 自給率の補正
<ツール2> 観光消費(41部門) [Excelファイル/449KB]
(3) 観光消費Ver2
※ ツール2との相違点
観光客数や1人当たり消費単価しか把握できていない場合でも、
「与件データ作成」シートにより観光消費額の与件データを
算定できます。
<ツール3> 観光消費(41部門)Ver.2 [Excelファイル/449KB]
(4) 設備投資
県内の工場が機械等の設備投資を行った場合に使用します。
※ 施設建設への投資はツール5「建設投資(工事種類別)(36部門)」を使用して
推計します。
<ツール4> 設備投資(36部門) [Excelファイル/240KB]
(5) 建設投資(工事種類別)
工事種類別の建設投資の経済波及効果を推計したい場合に使用します。
建設部門を70に細分化していますので、適切な部門を選択し、
与件データを入力することができます。
<ツール5> 建設投資(工事種類別)(36部門 [Excelファイル/405KB]
(6) 生産増加
県内の事業所が生産を増加した場合の経済波及効果を推計したい場合に使用します。
<ツール6> 生産増加(36部門) [Excelファイル/248KB]
(7) 移輸出増加
特定の部門(産業)ではなく、最終需要項目の移輸出額全体が増加した場合の
経済波及効果を推計したい場合に使用します。
<ツール7> 移輸出増加(36部門) [Excelファイル/182KB]
(8) 環境効果
生産増加がもたらす県内への経済波及効果及び環境効果(エネルギー消費量、二酸化炭素
排出量)を推計したい場合に使用します。
<ツール8> 環境効果(36部門) [Excelファイル/492KB]