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令和5年度大分県統計グラフコンクール 入選

印刷ページの表示 ページ番号:0002251668 更新日:2024年2月1日更新

入選・第1部(小学校1・2年生の児童)

公園で人気のゆうぐは?

「公園で人気のゆうぐは?」

大分市立津留小学校 2年
下崎 千晴

 家の近くの11ヶ所もの公園を調べるのは大変だったでしょう。公園の地図があるので場所がわかりやすいです。グラフは遊具の数を表しているだけでなく、一つ一つ遊具について書かれたコメントとイラストが面白くてつい見入ってしまいました。
 まとめでは、遊具以外の設備がどうして必要なのか自分なりによく考えが書けています。みんなが楽しく使えるような公園の工夫をたくさん見つけられました。

 

あさがおさいたよ

「あさがおさいたよ」

大分市立鶴崎小学校 1年
木村 八重

 学校で育てたあさがおを、夏休みの間もおうちで毎日観察を続けてくれました。植物の成長変化を知ることのできる観察記録になっています。
 咲いた花の数をグラフ化することで、パッと見て数の大小がわかりやすくなりました。水やりをしたときや肥料を与えたときにはあさがおがよく成長した、という科学的な思考も培われましたね。
 咲いた花や実った種等の写真や折り紙も多用されていることで、彩りよく、見る人を楽しませてくれる作品となりました。

 

入選・第2部(小学校3、4年生の児童)

3年2組のねむりについて

「3年2組のねむりについて」

大分市立田尻小学校 3年
福井 美織

 眠りに関するアンケートの質問内容が、小学校3年生ならではの視点でとてもユニークだと思いました。特に「早く寝なさい」とみんな言われているかという質問がおもしろかったです。
 円グラフ、帯グラフ、棒グラフなど目的に合わせていろいろなグラフを工夫して使っています。それぞれの項目ごとにカラフルに色分けし、かわいいイラストもあるので見ていて楽しくなる作品です。

 

入選・第3部(小学校5、6年生の児童)

どすこい大調査

「大ずもう令和5年7月場所(幕内) どすこい大調査」

大分市立春日町小学校 5年
月村 天洋

 まず題名にインパクトがあり、相撲が大好きで楽しんで作ったんだろうなという思いが伝わってきます。グラフに土俵やまわしなど相撲関係のイラストをたくさん活用していて、楽しく見られるよう工夫しています。
 自分の体重との比較など相撲に詳しくない人も興味を持てるようなことを調べているので、この作品を通して相撲の楽しみ方を教えてくれています。

 

 入選・第5部(高等学校以上の生徒・学生及び一般)

今もこれからも大分県が目指す場所!それは...子育て日本一!

「今もこれからも大分県が目指す場所!
それは・・・子育て日本一!」

大分県立鶴崎工業高等学校 2年
内川 咲菜

 少子高齢化社会が進み、育児のための環境整備が大きな課題となっていることに着目したことが良いです。
 大分県の掲げる「子育て政策」についての課題、育児休業制度のアンケートを中心に県別ランキングをわかりやすい具体的なイラストと棒グラフで表現しています。
 四角形を使って項目別に表示したことがわかりやすく効果的です。標題の太ゴシックのレタリングが子育ての関心の高さを強く印象づけています。

 

乾しいたけっち知っちょん?

「乾しいたけっち知っちょん?」

大分県立鶴崎工業高等学校 2年
工藤 心琴

 大分県の特産品の乾しいたけの生産量や栄養素などをわかりやすくイラストで表現しています。
 健康寿命日本一を目指す大分県にとって日本一の生産量を誇る乾しいたけの周知と活用は大きなテーマであり、それにチャレンジしたことは素晴らしいです。
 標題に印象的にシイタケの図をイラスト化して5つの調査項目をクヌギの原木にしたことは良いアイデアです。栄養素のビタミンDの生と乾燥との比較や特性もシイタケの傘の高さなどを使ってわかりやすく表現し、大分県の地図をグラフ化した工夫も見られます。

 

先生って大変?!

「先生って大変?!」

大分県立鶴崎工業高等学校 2年
後藤 佑菜

 学校で身近な存在の先生の勤務状況を統計で表現しようとしたユニークな作品です。
 法律や勤務の実態を現場の先生からアンケートをとって問題点を学校にある黒板、鉛筆、理科の実験用ビーカー、消しゴム、ノートをイラスト化してわかりやすく表現している点が良いです。背景のオレンジ色と補色や同系色などを効果的に配置している工夫も見られます。
 中ほどの人物のイラストが先生の勤務の厳しさを伝える要素となっており、グラフも円や棒、など使って効果的に印象づけています。

 

社会問題!?無くそう!子どもの運動不足問題

「社会問題!? 無くそう!子どもの運動不足問題」

大分県立鶴崎工業高等学校 2年
三浦 来美

 インターネット社会での子どもの運動不足問題をコロナ禍の前後の統計を使って表現していることで大変興味深いグラフとなっています。
 生活時間帯の変化や心理的な不安面などアンケートを3項目に絞っていることも問題点の焦点化で効果的でした。グラフにサッカーボール、バスケットボールの数で変化を表し、生活時間の変化は棒グラフで緑色とオレンジで印象的に中央に、考察の枠の黄色を周辺に効果的に配置しています。
 まとめの子どもと円グラフのボールにも工夫が見られます。

 

入選・パソコン統計グラフの部(小学校の児童以上) 

大人の読書事情

「大人の読書事情」

大分県立鶴崎工業高等学校 3年
後藤 美羽

 暖色系の色合いとウィットの効いたデザインで、見る人にあたたかみと癒しを感じさせる作品に仕上がっています。
 危機感を煽るのではなく、「ちょっと、本を読んでみようか」という読書へのいざないの効果も感じられます。
 また、「読書は好きですか?」の調査では20代が最も多く、意外性も感じられました。一見、字が小さく見落としがちですが、吹き出しには、科学的な情報も盛り込まれており、細部にもこだわりのある作品です。

 

日本住み外国人の悩みごと

「日本住み外国人の悩みごと」

大分県立鶴崎工業高等学校 3年
永田 緋桜里

 グローバル化が進み、これからは多様な人々との交流が重要視される時代を迎えようとしています。
 この作品では、外国人の視点から、日本での生活の困りや不安をシンプルにわかりやすくまとめています。外国人の声を集約することにより、行政や関係機関の在り方、日本人としてどう外国人に接していけばよいか、逆に日本人が外国に住んだ場合に起こりうる問題等、多くのことを示唆し、真の国際理解を目指しています。
 デザイン的には、淡色をバランスよく配置し、見る人にとって落ち着いた雰囲気を感じさせる作品となっています。

 

 

とうけいビュー

「とうけいビュー
統計データ活用ツールの進化版で、世界の「今」を知ろう!」

大分市立大道小学校 6年
中島 莉衣奈

 この作品はツール開発というパソコン統計グラフ部門での新しい表現の試みです。
 審査基準の関係から、ツールの紹介的なデザインになっていますが、数値やグラフを使わずイラストによる可視化や順位ボタン、カメラ機能を使っての自給率の可視化など、小さな子供にもわかりやすい工夫が取り入れられています。実際にPCを使って、このツールを試行することができれば、この作品の素晴らしさをより発揮できたのではないかと惜しまれます。
 今後のパソコン統計グラフ部門の在り方に一石を投じた作品です。