平成２２年人口動態統計（確定数）大分県の概況について

　平成２２年の人口動態統計については、１２月１日に厚生労働省が全国の概況を公表しました。

　大分県では、その概況を踏まえ、１２月１３日に大分県の概況を公表しました。

　公表内容

　調査項目（１０項目）を前年対比でみると、

• 増加した項目・・・・・出生数、合計特殊出生率、死亡数、死産数、周産期死亡数
• 減少した項目・・・・・新生児死亡数、自然増加数、婚姻数、離婚数
• 同数であった項目・・・・・乳児死亡数

出生

　出生数は１０，０７２人で全国１７位、２年ぶりに１万人台に回復しました。前年より１１１人増加しました。

合計特殊出生率

　合計特殊出生率は１．５６で全国１０位、前年を上回り、３年連続で１．５台を維持しました。

死亡

　死亡数は１２，９８８人で全国３０位、前年より４６０人増加しました。

　主な死因別では、悪性新生物（がん）が全体の２８．０％（３，６３９人）を占め、次いで心疾患が１５．１％（１，９５５人）となりました。

　自殺は２．０％（２６６人）で、前年より２９人減少しました。

乳児死亡（生後１年未満の死亡）

　乳児死亡数は２７人で、前年と同数でした。

　昭和６０年までは急速に減少していましたが、その後は、増減を繰り返しながら、平成５年以降ほぼ横ばいに推移しています。

新生児死亡（生後４週未満の死亡）

　新生児死亡数は１３人で、前年より２人減少しました。乳児死亡と同様の傾向で推移しています。

自然増加（出生数－死亡数）

　自然増加数は△２，９１６人で、平成１１年以降、１２年連続で死亡数が出生数を上回る自然減の状態が続いています。

　また、減少数は過去最大となりました。

死産

　死産数は３１２胎（自然死産１２８胎、人工死産１８４胎）で、前年より３０胎増加しました。　

周産期死亡（妊娠満２２週以後の死産に、生後１週未満の早期新生児死亡を加えたもの）

　周産期死亡数は５２（妊娠満２２週以後の死産が４２胎、生後１週未満の早期新生児死亡は１０人）で、前年より６（胎・人）増加しました。

　昭和５２年以降急速に減少していましたが、その後は、増減を繰り返しながら、平成７年以降ほぼ横ばいに推移しています。

婚姻

　婚姻件数は６，０７６組で、前年より６０組減少しました。

　昭和４８年以降減少を続けていましたが、平成に入りほぼ横ばいに推移しています。

平均初婚年齢

　平均初婚年齢は、夫２９．８歳（全国では３０．５歳）、妻２８．４歳（全国では２８．８歳）でした。

　夫については、平成に入りほぼ横ばいに推移していましたが、平成１１年以降上昇を続けています。

　妻については、ゆるやかではありますが、ほぼ毎年上昇が続いています。

離婚

　離婚件数は２，３１４組で、前年より６４組減少しました。

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