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平成20年第3回定例会 (意見書・決議)

印刷ページの表示 ページ番号:0000100044 更新日:2008年10月1日更新

 

 

県民不信を招くことのない議員活動を誓う宣言決議

 
平成20年08月27日
 
 今回の教育委員会の汚職事件は、県民にとって青天の霹靂である。行政執行の監視機関である県議会としての役割を果たせなかったこと、そして教員採用に関しての一部議員の口利き問題が県議会に対する県民不信を招いたことを県議会として反省し、県民の負託に応えていかなくてはならない。
 そこで、県議会としては、県の職員の採用や昇任及び転任、さらには入学試験、各種資格試験等に関して特定の者の利益になるような議員活動を禁止することにより、県民の県議会に対する信頼の回復を図る。
 もとより議員活動は、議員が自らの政治信条と責任で行うべきものである。我々議員は、県民の皆様の率直な要望をこの宣言で閉ざすことなく政治活動を行うことを確認するとともに、県民不信を招くことのない議員活動に努めることをここに誓う。

以上宣言し、決議する。
平成20年8月27日
大分県議会 
                     

私学助成制度の堅持及び充実強化に関する意見書

 
平成20年09月10日

 私立高等学校等(高等学校、中学校、小学校及び幼稚園)は、建学の精神に立脚し、新しい時代に対応した特色ある教育を展開し、公教育の発展に大きな役割を果たしている。
 しかしながら、私立高等学校等の経営は、従来に例を見ない厳しい状況に直面しており、少子化による生徒等数の大幅な減少等は、私立高等学校等の存続をも大きく揺るがしている。
 公教育の将来を考えるとき、公私相俟っての教育体制が維持されてこそ、健全な発展が可能となり、個性化、多様化という時代の要請にも応えうるものである。そのためには、私立学校振興助成法第1条に規定するとおり、教育条件の維持向上と保護者の経済負担の軽減を図るとともに、私立高等学校等の経営の健全性を高めていくことが強く求められている。
 よって、国会及び政府におかれては、私立高等学校等教育の重要性を認識され、教育基本法第8条及び教育振興基本計画の趣旨に則り、現行の私学助成に係る国庫補助制度を堅持され一層の充実を図られるよう強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成20年9月10日
 大分県議会議長  阿部 英仁

 衆議院議長     河野 洋平 殿
 参議院議長     江田 五月 殿
 内閣総理大臣   福田 康夫 殿
 総務大臣      増田 寛也 殿
 財務大臣      伊吹 文明 殿
 文部科学大臣   鈴木 恒夫 殿

郵政三事業に利便性の確保を求める意見書

 
平成20年09月10日
 
 昨年10月から郵政民営化が実施され、いわゆる郵政三事業は郵便・郵便貯金・簡易保険及び窓口ネットワークの四つの機能に分離して、持ち株会社である日本郵政株式会社の下に、四つの会社に分社化されたところである。
 民営化に先立ち、多くの地域の郵便局は配達センターと無集配局への再編や人員の削減が行われたため、一部地域に郵便物の配達の遅れが出ており、更に、簡易郵便局の一時閉鎖や貯金・保険業務の廃止が相次いでいる。
 また、民営化後は、他の物流会社との業務提携や住宅ローン・クレジットカード事業への新規参入など業務を拡大する一方、病院や市町村機関、大学内等に設置された利用回数の少ないATMの撤去、不採算部門の縮小・廃止が行われ、一部利便性の低下が指摘されている。
 郵便事業は、全国一律のサービスを維持することが郵政民営化に関する法律等に明記されているが、金融・保険事業については、長期代理店契約や基金による一定の担保はあるものの、代理店契約の継続の補償がないことや基金による赤字の補填にも限界があることから、利益性の低い過疎地・山間地の郵便局のサービスがこのまま存続するのか危ぶむ声が聞かれている。
 よって、国会及び政府におかれては、郵便・貯金・保険のサービスが郵便局において確実に提供され、国民の利便に支障が生じないよう万全を期すとともに、地域の実情を踏まえて運営されるよう強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成20年9月10日
 大分県議会議長  阿部 英仁
 衆議院議長    河野 洋平 殿
 参議院議長    江田 五月 殿
 内閣総理大臣  福田 康夫 殿
 総務大臣       増田 寛也 殿

ワーク・ライフ・バランス社会の推進を求める意見書

 平成20年09月10日

 少子高齢化、人口減少、グローバル化を始めとする時代の大きな変化の中で、これまでの働き方のままでは、個人でなく、社会全体や個々の企業・組織は持続可能なものではなくなるおそれがある。働く側の価値観の多様化等も働き方の変化を促してきたが、特に、バブル崩壊に続く経済の長期低迷や国内外の競争の激化等を背景として、非正規など不安定又は経済基盤の確保が厳しい雇用の増加や、正規雇用者に見られる長時間労働など、個人にとって働き方をめぐる様々な問題が生じている。今こそ、個人、社会全体、個々の企業・組織それぞれにとってワーク・ライフ・バランスの推進は極めて重要な課題となっている。
 ワーク・ライフ・バランス社会とは、、個人にとっては、自らのライフステージに応じて希望するバランスが実現できる社会であり、また、社会全体にとっては、一人ひとりが意欲と能力を生かして様々な活動に従事することで経済社会の活力が向上する社会である。
 よって、国会及び政府におかれては、その実現に向けて、政府・労働者・使用者が合意した「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」に沿って、仕事と生活の調和を実現している企業への支援、保育や介護サービスの充実など、ワーク・ライフ・バランス社会推進のため、行政・企業・労使団体・民間団体・住民が一体となって取り組むことを強く要望する。

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成20年9月10日
 大分県議会議長  阿部 英仁

 衆議院議長        河野 洋平 殿
 参議院議長        江田 五月 殿
 内閣総理大臣      福田 康夫 殿
 厚生労働大臣      舛添 要一 殿
 経済産業大臣      二階 俊博 殿
 内閣官房長官      町村 信孝 殿
 内閣府特命担当大臣   与謝野 馨 殿
 内閣府特命担当大臣   中山 恭子 殿

 

学校耐震化に関する意見書

平成20年09月10日

 学校施設の耐震化については、先の国会で「地震防災対策特別措置法改定案」が成立し、国の緊急措置が大幅に改善されたところである。
 各地方自治体においても、積極的な取り組みが始まっているが、併せて各自治体の厳しい財政状況の中で、苦慮している実態も事実である。
 よって、国会及び政府におかれては、今回の緊急措置に併せて、次の事項の対策を講じられるよう強く要望する。

1 地震災害が続く中で、児童生徒の安全を確保するため、すべての公立学校の耐震化を実施するための所要の予算を確保すること
2 地方自治体の財政状況などを勘案の上、時限措置の延長を検討すること
3 補助率の嵩上げが行われたが、実際の工事単価との格差により自治体負担が増嵩している実態も見られるため、改築や新増築などに当たっても、補助単価の補正ルールなどの設定を行い、きめ細かな対策を講じること
4 耐震診断も行われていない施設も多く、耐震診断のみの実施についても補助率の嵩上げなどを検討すること
 また、一次診断と二次診断の結果により補助率の変更がないよう配慮すること

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成20年9月10日
 大分県議会議長  阿部 英仁

 衆議院議長    河野 洋平 殿
 参議院議長    江田 五月 殿
 内閣総理大臣  福田 康夫 殿
 財務大臣       伊吹 文明 殿
 文部科学大臣    鈴木 恒夫 殿

 

太陽光発電システムのさらなる普及促進を求める意見書

 

平成20年09月10日 

 今年7月に開催された洞爺湖サミットでは、地球温暖化防止問題が主要テーマとして議論され、議長国であるわが国においても、2050年に温室効果ガスの総排出量を60%~80%削減するという積極的な目標を掲げたところである。
 二酸化炭素などの温室効果ガスを生み出す原因としては、石炭や石油、天然ガスなど化石燃料の燃焼が挙げられ、その根本的な解決のためには、化石燃料によらない新エネルギーを確保することが求められている。
 その新エネルギーのなかでも、太陽光発電については、天然資源に乏しいわが国において広く普及が可能なエネルギーとして注目を集め、その導入量は年末で170.9万キロワットであり、ドイツ、米国などとともに世界をリードしてきた経緯がある。
 しかしながら、この大量普及時代に突入する時期を同じくして、太陽電池モジュール(パネル)の価格の上昇や国の住宅用導入支援制度が終了した影響などから、国内導入量が一転して前年比マイナスの状況に陥り、技術革新や量産効果などにより低下していた太陽光発電設備の設置単価が2006年からは上昇に転じる結果となった。
 こうした事態の打開に向けて、福田総理は「経済財政改革の基本方針2008」や地球温暖化対策の方針「福田ビジョン」において、「太陽光発電については、世界一の座を再び獲得することを目指し、2020年までに10倍、2030年に40倍を導入量の目標とする」と、目標を示したところである。
 「環境立国」を掲げるわが国が、太陽光発電世界一の座を奪還するためには、エネルギー導入量増加に向け、総理のリーダーシップのもと政府・各省が連携を緊密にとりつつ、具体的には、「住宅分野」、「大規模電力供給用に向けたメガソーラー分野」、「さらなるコスト削減に向けた技術開発分野」、「普及促進のための情報発信・啓発分野」の各分野に対して支援策を打ち出す必要があると考える。
 よって、国会及び政府におかれては、太陽光発電システムのさらなる普及促進に向け、次の事項の実現を強く要望するものである。

  1. 国による住宅用太陽光発電導入促進対策費補助金事業制度の再導入並びに同事業予算の拡充
  2. 分譲集合住宅の購入者を対象とする太陽光発電システム取得控除制度の導入や賃貸住宅オーナーの固定資産税の減税措置など集合住宅用の太陽光発電システム導入支援策の推進
  3. 国主導による大規模太陽光発電システムの本格的導入並びにそのための制度整備
  4. 導入コスト低減に関わる技術開発促進策の推進
  5. 太陽光発電システムの普及促進のための情報発信・啓発活動の推進

 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成20年9月10日
 大分県議会議長  阿部 英仁

 衆議院議長      河野 洋平  殿
 参議院議長    江田 五月  殿
 内閣総理大臣 福田 康夫 殿
 経済産業大臣 二階 俊博 殿
 環境大臣        斉藤 鉄夫 殿

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