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北部地域の摂食・嚥下困難者の食事

印刷ページの表示 ページ番号:0002113098 更新日:2025年2月17日更新

いつまでもおいしく食べる楽しみを

 北部地域における死因の第5位は肺炎で(令和4年度)、その多くは高齢者となっています。
 高齢者の肺炎は7割以上が誤嚥によるとの報告もあり、誤嚥性肺炎の原因となる摂食・嚥下障がい者に対する食の対策が必要となります。
また、この摂食・嚥下障がい対策は、高齢者の食べる楽しみの継続や介護者の負担軽減を考えるうえでも重要です。
めじろん(食事)

日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021

摂食・嚥下障がい者に対応するための食事は、障がいの状態に応じてミキサー食、ゼリー食、刻み食、ソフト食、やわらか食など種々の形態があり、施設ごとに多くの摂食・嚥下困難者に対応する食事の名称や形態レベルが混在しています。
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会では、医療・福祉・在宅等の関係者が共通して使用することを目的とした「日本摂食・嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2021」を策定しました。
学会分類2021の分類を概要図にまとめたもの
嚥下調整食2021(とろみ)

北部地域の給食施設における摂食調整食の提供状況

医療(急性期病床、地域ケア病床、回復期病床)、介護(入所、通所)、住まいにおいて、それぞれの役割が明確になり、利用者の状態に応じてサービスの利用が選択されています。そのため、各施設で提供している摂食嚥下食を統一した基準にあわせることが必要です。
このため、北部保健所管内の医療・福祉施設・在宅(有料老人ホーム)を対象に嚥下・咀嚼困難者の食形態標準化と施設連携を推進するため、日本摂食嚥下リハビリテーション学会による嚥下調整食分類にあわせて、各施設の摂食・嚥下対応の実態を調査しました。
保健所では、今後もいつまでもおいしく食べる楽しみを継続できるよう、支援していきたいと考えています。

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