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世界農業遺産(Globally Important Agricultural Heritage Systems:Giahs)とは、食料の安定確保を目指す国際組織である、国際連合食糧農業機関(FAO)が2002年に開始したプロジェクトで、次世代に受け継がれるべき伝統的な農業・農法とそれに関わって育まれた文化、景観、生物多様性などが一体となった世界的に重要な農業システム(林業及び水産業を含む。)を認定するものです。
平成25年5月30日、石川県七尾市で開幕された国際連合食糧農業機関(FAO)の国際会議において、大分県の国東半島宇佐地域が世界農業遺産に認定されました。
交付された認定証 林会長及び関係者
平成24年10月2日
関係6市町村により世界農業遺産推進協議会の設立に向けた準備会議を開催
平成25年2月24日(GIAHS事前調査)
国連食糧農業機関と国連大学関係者による事前現地調査の実施
平成25年4月13日
国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会設立総会・講演会(講師:永田明氏)実施
平成25年5月4日
国連大学による現地調査
平成25年5月13日
農林水産省の協力名義使用承認を受けて、協議会が国際連合食糧農業機関(FAO)へ申請書を提出
平成25年5月21日~22日
国際連合食糧農業機関本部(ローマ)へ申請内容の説明
平成25年5月30日
平成25年5月29日~6月1日に石川県七尾市和倉温泉で開催された「世界農業遺産国際会議」で、世界農業遺産に認定
平成25年4月13日
国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会の設立
豊後高田市、杵築市、宇佐市、国東市、姫島村及び日出町の6市町村長や関係機関の代表、有識者などで構成する「国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会」が設立され、総会の中で認定申請に向け、協議会が一丸となって取り組んでいくことが確認されました。
平成25年5月4日
国連大学の現地調査
国連大学の「武内和彦上級副学長」、「Luohui Liangアカデミックプログラムオフィサー」、「Evonne Yiuリサーチャー」の3名が来県し、豊後高田市の「田染荘」、豊後高田市の「クヌギ林とほだ場」、国東市の「クヌギ林とため池」、国東市の「ため池と連携水路」の現地調査が行われました。
田染荘の「ホタルの館」で申請内容を説明
豊後高田市の広葉樹林のほだ場を現地調査
国東市のため池を現地調査
平成25年5月13日
F A O(国際連合世界食糧農業機関)へ認定申請
国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会(会長:林 浩昭)は、国連大学からの推薦、農林水産省からの協力名義使用の承認を得て、同日FAO駐日連絡事務所に世界農業遺産の認定申請を行いました。
協議会では「クヌギ林とため池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産循環GIAHSアクションプラン」に基づき、伝統的な農林水産業システムの「次世代への継承」と世界農業遺産ブランドを活用した「地域の元気づくり」を目指し取組を進めています。
取組の詳細については、協議会ホームページをご覧ください。
(協議会HPへは、下記のシンボルマークをクリック ▼ )