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国東半島宇佐地域が世界農業遺産に認定されてから、5月30日で5周年を迎えます。
世界農業遺産に認定されたことで、我々は、二つの取組を今まで進めてきました。一つは、「次世代への継承」、もう一つは、世界農業遺産ブランドを活用した「地域の元気づくり」です。
「次世代への継承」では、地域内全ての小・中・高等学校の生徒延べ12,000人に、世界農業遺産について学んでもらいました。また、昨年には、九州内の認定地域、熊本県の阿蘇地域、宮崎県の高千穂郷・椎葉山地域と連携して、中学生サミットを国東市で開催しました。このような交流を通し、次世代への継承活動をしています。
「地域の元気づくり」については、世界農業遺産ブランドを活用した製品づくり等をしてきたところですが、平成27年には、イタリア・ミラノで開催された国際博覧会で、国東半島宇佐地域の乾しいたけ等の試食も行い、世界農業遺産ブランドの食材をPRしました。この博覧会をきっかけに、イタリアのレストランで乾しいたけの取り扱いがはじまり、徐々にではありますが、販路拡大に役立っているのではないかと思っています。
これからも、「次世代への継承」、そして「地域の元気づくり」に、しっかりと取り組みます。
※平成30年5月21日(月)定例会見より