イワタニコールセンター株式会社

全国のLPガス分野でトップシェアを誇る総合エネルギー企業「岩谷産業」。「Iwatani」のカセットコンロといえばピンとくる方も多いと思いますが、実はエネルギー関連事業のほかにも、調理器具や化粧品、天然水などの商品も取り扱っています。それらの一部商品の注文受付や問い合わせ、ガス機器点検のアポ取りや日程調整など、全国からの問い合わせに対応しているのが「イワタニコールセンター・大分オペレーションセンター」です。

職場は、大分駅にほど近い綺麗なオフィスビルの一角。2013年に大分市高砂町に「大分オペレーションセンター」がオープンし、2016年12月に現在のビルに移転しました。現在56名いる従業員の９割が女性で、そのうち６割は子育て中のママが勤務しています。電話対応や事務処理など、お客様と企業とを直接結ぶ大事な役割を担っているオペレーターの仕事。丁寧な電話対応と適切な判断が瞬時に求められ、女性の柔軟性や順応性が活かされる業務でもあります。

入社後、１～２週間の研修を経て電話の基本対応を習得し、本格的にオペレーターとしてデビューします。コール業務対応中も常にスーパーバイザーが質問を受け付け、電話対応のフォローをしてくれるので、安心して業務を行うことができます。また、企業内にあるインハウス型のコールセンターなので、クレームが比較的少ないのが特徴です。

在籍する女性の約７割は契約社員として勤務していますが、時給の年次評価やチームアシスタントの登用制度などがあるので、本人のやる気次第ではキャリアアップも叶います。管理職のスーパーバイザーをサポートする「チームアシスタント」として現場を切り盛りしている三原桂(みはら けい)さんもそのうちの一人。現在、5歳のお子さんのママでもあります。

2013年の大分オペレーションセンター開設の際、オープニングスタッフとして立ち上げに関わった三原さん。前職は販売の仕事に携わっていましたが、不妊治療を受けていたため、デスクワークの仕事を探していました。そこで出会ったのがこの仕事でした。翌年、めでたく赤ちゃんを授かり１年間の産休を経て退職。その後３年間は子育てに専念していましたが、2017年に再び入社しました。

「以前一緒に勤めていた同期のメンバーもたくさんいたし、同じ子育て世代の女性も多く、働く環境としてはとても安心感がありました。急な病気や学校行事の際も、気にすることなく早退や欠勤が取りやすい雰囲気です。子育て中のママが多いので“お互い様”の精神でフォローしあえるし、先輩ママも多いので悩み相談や情報交換もできて助かっています。私は今、担当のチームの管理やマネジメントを行う“スーパーバイザー”をサポートさせてもらっていますが、社員と契約社員との橋渡しをしながら、現場の声を会社に伝えることで、今以上に居心地のいい職場環境にできたらな…と思っています」。

現在、週４日間、8時45分から15時まで勤務している三原さん。子どもの予定を中心に働き方が選べ、途中で勤務体制を変更したい場合でも個別で対応してくれる柔軟さがとても心強いと話してくれました。

また、社内の風通しを良くするために定期的な面談を実施し、契約社員の人たちから上がった問題点や改善点は、できる限り消化するようにしたいとセンター長の高松友剛(たかまつともたか)さん。

「面談では色々な話も出てきますが、より働きやすい環境を整えるためにも必要な時間だと感じています。勤務年数に関わらず、希望者は全員産休・育休の取得が可能です。また育休からの復帰時期も相談可能で、できるだけ希望に応じて柔軟に対応しています。提携託児所もありますので、空き状況によりますがそちらを利用することもできます。子育てがひと段落して、正社員へ移行したいといった場合はキャリアアップも可能ですし、ご自身のライフスタイルに合わせてステップアップできるのも当社の魅力ではないかと思います。求人募集期間中は随時会社見学も行っていますので、興味があればぜひ気軽にご連絡ください」

“働く女性たちに寄り添う企業と、その感謝の気持ちを恩返ししたいと励む女性たち”。企業サイドと働く女性たちの「心のキャッチボール」が、しっかりとできている職場だと、お二人を見て感じました。