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epi.95 働く女性応援企業 大分中村病院を取材しました!

印刷ページの表示 ページ番号:0002334765 更新日:2026年3月31日更新

働きやすさが育む、地域医療の未来

 

シェアードクリエイション株式会社

地域の中核を担う総合救急・急性期病院として、幅広い診療科と高度な医療体制を備えている『大分中村病院』は、2024年1月1日に大手町から舞鶴町へ移転。整形外科・外科・内科をはじめ、脳神経外科、循環器、リハビリテーション、緩和ケア外来など専門性の高い医療を提供し、救急から慢性期、在宅支援まで切れ目のない医療を実現しています。患者一人ひとりが安心して治療に向き合えるよう、チーム医療を重視。地域医療機関との連携にも力を入れ、住民の健康を支える医療拠点として信頼を集めています。

600名弱のスタッフが在籍し、女性管理職の割合は43%と高水準。「くるみん認証」や、「おおいた子育て応援団」の認証も取得し、法人をあげて子育てと仕事の両立をバックアップしています。

医療現場を影で支える仕事に誇りを

渡辺さん画像大分中村病院に勤務して11年目の人事課課長・山中祐子さん。採用、給与、福利厚生などを担う部署で、山中さん個人としては、「企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)」の資格を取得し、障がい者雇用の促進や定着支援にも尽力しています。同じ人事課に所属しているのはすべて同世代の女性で、「プライベートで旅行に行くほど仲が良いんです」と、チームワークも抜群です。

新卒でホテルに入社し、ブライダル部門で活躍。その後、総務・人事部門への異動をきっかけに、「学校訪問や面接などで、未来ある若者たちと接することが刺激になりました」と、一層やりがいを感じるようになったそうです。大分中村病院には知人の紹介で入職したそうで、人事業務に従事できることにくわえ、患者の命と健康を支えるスタッフたちが安心して働ける環境づくりに関われる仕事に意義を感じたそうです。

仕事画像1

新病院移転をきっかけに、オフィスレイアウトを工夫。医局と事務部をワンフロア化し、休憩や打ち合わせなどで誰でも利用できる広々としたフリースペースを医局と事務部の間に配置したことで、交流が活性化されました。「各現場で働くスタッフと顔を合わせる機会が増え、体調のことや悩みなどのコンディションを把握しやすくなりました」と山中さんは、多くのスタッフと直接関わることを大切にしています。現場の声を反映した事例として、バースデー休暇を新たに制度化。「スタッフから喜びの声をたくさんもらいました」と、労働環境の改善は進化を続けています。

産休・育休取得後の復帰率はほぼ100%で、男性の育休「パパ育休」も浸透しはじめているそうです。家庭の事情で仕事との両立が難しい場合は一時的にパートへ転換し、子どもが成長したら正社員に復帰したり、夜勤がある看護師は外来へ配置転換をしたりなど、個別の事情に応じて柔軟な働き方の選択が可能。「各部署のトップと人事が協働して “辞めない選択”を支援しています」と、キャリアを継続できる環境を整備しています。病棟間の応援体制や、フリー要員の確保によって人手不足を補うするなど、突発的な事案にも対応できるシフト設計の工夫もされています。

病院の敷地内で開催したキッチンカーイベントが好評だったそうで、部署を越えた交流のきっかけにも。「小さな楽しみがあると仕事もがんばれますよね!」と、スタッフのモチベーションアップにつながっているようです。2026年は60周年という節目の年。その記念イベントも検討しているそうです。それぞれの立場から、患者のために、仲間のためにと、常に“誰かのために”を考えているスタッフたちの思いをカタチにすることで、働きやすい職場がつくられています。

創設者の思いが導く職場改革

社長画像

「新病院への移転準備の過程で、商店街や自治会との関わりが一層強くなり、地域連携の重要性を改めて実感しました」とは、山中さんが所属する人事課をはじめ、事務部門を統括する事務部長の梅野裕昭さん。地域活動に積極的に関与しながら、健康面で地域を支える病院としての役割を果たしています。

女性に寄り添う職場環境の整備は、特別なこととしてとらえず、あたり前に改革が進められてきました。女性が多いという職場の特性もありますが、「“心身に障がいがあっても働くことは平等”という、創設者の理念が病院に息づいています」と梅野さんはいいます。障がい者スポーツの父と称される創設者の中村裕氏の信念は、現代でいうダイバーシティ(多様性)の考え方と同じ。性別、年齢、障がいの有無にかかわらず、それぞれが特性を生かして活躍できる場を提供するという文化が、長く働き続けられる職場づくりにつながっていると言えそうです。

育児、看護、介護など、ライフステージによって働き方に変化が生じることに対する相互理解も深く浸透していて、病院という職業柄、「子どもの感染症などで突発的に休む必要性についてもよく理解しています」と、困ったときにはお互いに支え合う姿勢もしっかりと根づいています。制度面での全面的なバックアップと、一緒に働くスタッフたちの理解。その両方が確立されているからこそ、家庭と仕事の両立が無理なく実現できるのです。

外観

病院内には無線LANが完備されていて、どの場所でも業務が可能。家族の体調不良などで予防的配慮が必要な場合には、他のスタッフと距離をとって仕事をすることもできます。また、医師や看護師などの医療専門職は、学会参加や研修などスキルアップの制度が整っていることから、事務職の教育体制についても現在強化中。独自の研修制度などを整備しながら優れた人材を育成し、病院全体のレベルアップを図っていく方針だといいます。

医師、看護師、リハビリ職、薬剤師など、さまざまな職種が活躍する病院の仕事。役割は違っても、お互いを尊重し合う組織風土が醸成されているからこそ、「チーム医療」が実現しています。創設者の思いを受け継いで掲げられた、「病気だけではなく本気で、人間と向き合う」という“こころざし”の言葉には、患者に対してはもちろん、スタッフ同士の良好な関係性にもつながり、チームワークを育んでいるようです。

会社概要

企業名社会医療法人恵愛会 大分中村病院
事業内容医療業
設 立1966年12月
所在地 〒870-0044
大分市舞鶴町1丁目4番1号
TEL097-536-5050
URLhttps://www.nakamura-hosp.or.jp/

※ 2026年3月現在