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保護者の病気や離婚、経済的事情など様々な理由から、家庭で暮らすことができないこどもたちがいます。
こどもたちが健やかに成長するには、家庭での生活を通じて、特定の大人と愛着関係を築くことが極めて重要です。
そんなこどもたちを自分の家庭に迎え入れ、愛情を込めて養育してくださる里親を募集しています。
県内には、家庭で暮らすことができない児童が約500名います(児童人口約17万人)。
このような保護されるべきこどもたちを守り育てる社会的な仕組みのことを、社会的養護といいます。
社会的養護には、里親のように家庭環境のもとで養育する家庭養護と、児童養護施設等で養育する施設養護があります。
里親制度は社会的養護の一つであり、こどものための公的な制度です。
社会的養護 | 家庭養護 | 養育里親 |
223組 |
114人 |
養子縁組里親 等 | ||||
ファミリーホーム | 10ホーム | 48人 | ||
施設養護 | 児童養護施設 | 9施設 | 289人 | |
乳児院 等 | 1施設 等 | 13人 |
※数字は令和3年3月末現在
里親には次の4種類があります。
種類 | 内容 |
---|---|
養育里親 |
養子縁組を前提とせず、一定期間こどもを養育します。 里親の家庭状況や意向に応じた様々なタイプを募集しています。 |
専門養育里親 | 虐待や非行、障がいなどの理由により、専門的な援助を必要とするこどもを養育します。 |
養子縁組希望里親 | 将来的に養子縁組を行う里親です。養子縁組が成立すると法律上の親子になります。 |
親族里親 | 実親が死亡、行方不明などにより養育できない場合に、祖父母などの親族がこどもを養育します。 |
養育里親、養子縁組希望里親の要件について掲載しています。
里親は児童相談所の委託を受けて養育しますが、そのうち養子縁組希望里親は法的な親子関係を結ぶことを前提としています。
種類 | 要件 |
---|---|
養育里親 |
・心身ともに健全であること |
養子縁組希望里親 |
・基本的には養育里親と同じ 〔相違点〕民法による養子縁組を行うため、下記の制限等あり |
※最終的には、「こどもを安定して養育することができる環境であるか」について、県の審議会で総合判断がなされます。里親として認定されない方もいます。
里親に登録後、こどもを養育することになった場合は次のような支援が受けられます。
1 |
児童相談所や里親支援機関が継続的な支援や家庭訪問を行います ・一時預かり ・ヘルパー派遣 ・カウンセリング |
2 |
大分県里親会が実施する里親サロン(里親・こども同士の相互交流の場)等の情報を提供します |
3 |
養育費用(生活費、教育費、医療費等)が支給されます |
4 |
里親賠償保険(全国里親会)に県の負担で加入します |
5 |
その他 |