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県では、平成15(2003)年度に、本県の美しい自然と快適な環境を守り将来に継承するため、地域における身近なごみ拾い活動から3Rの推進、地球温暖化対策まで、広範囲にわたる環境問題に県民総参加で取り組む「ごみゼロおおいた作戦」をスタートし、環境に配慮した美しく快適な大分県づくりを進めてきました。
また、平成28(2016)年度からは、これをまちづくり(地域の活性化)、ひとづくり(人材の育成)、なかまづくり(持続可能な活動基盤づくり)の3つのアクションとこれらの好循環によって地域活性化につなげる「おおいたうつくし作戦」にステップアップさせて様々な取組を展開してきました。
近年、地球温暖化やプラスチックごみなど、環境問題は深刻化し、経済社会におけるGX(グリーントランスフォーメーション)が加速しています。
また、企業や人々の環境に対する意識は高まり、環境への配慮が社会的価値を生む時代となっています。
こうした変化を踏まえ、世代を超えて県民、企業、地域社会が広く課題を共有し、それぞれが行動変容を起こすことで、大きな社会・経済変革のステップにつなげていくため、県では、令和6(2024)年9月に「第4次大分県環境基本計画」を策定、これまでの環境政策を継承しつつ、企業の環境対策、環境保全活動などに新たな社会的価値を付け、経済の発展も促していく取組を進めて「恵み豊かで美しく快適な環境先進県おおいた」の実現を目指すこととしました。
「グリーンアップおおいた」は、本県の恵み豊かで美しく快適な環境を「守る」のみならず「活かして選ばれる」視点を加え、経済の発展も促す取組を進めて 「環境先進県おおいた」を目指す県民運動です。
名称は、全国を対象に公募を行い、ご応募いただいた782点の中から決定しました。
<コンセプト>
グリーンアップには、(若葉がもえ出て)緑が濃くなる、(茶色などから)緑に変わるという意味があり、恵み豊かなイメージ。
「グリーン」は、クリーンと響きが似ており美しく快適なさまを、「アップ」は、これまでの環境政策を維持しつつ、次の段階へ進むという意味も込められています。
ロゴマークは、大分県立芸術文化短期大学美術科の学生の皆さんにお願いして制作しました。
<コンセプト>
コンセプトは、本県の豊かな自然や恵まれたかけがえのない環境を「次の世代に承継していくこと」。二つの手で、自然を手渡しで次につないでいくさまを表現しています。
また、「グリーンアップおおいた」の視点である『守る』は、両手が葉を抱きかかえるさまで、『活かして選ばれる』は、両手から力強く茂る(アップ)葉で、本県の豊かな自然が県内外から人々を惹きつけるさまとして表現しています。