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糖尿病は、食生活、運動、飲酒、喫煙等の生活習慣を改善することで予防やコントロールが可能な疾患です。毎年の健診を受診し、自分自身の健康管理を行いながら糖尿病を予防しましょう。また、健診で異常を指摘された場合には、早くに医療機関を受診しましょう。
糖尿病は誰もがかかる可能性のある生活習慣病ですが、定期的な健診等で糖尿病のリスクを知ることが重要です。また、糖尿病になれば適切な治療を受けることで、さまざな合併用を防ぎ、生活の質(QOL)を保つことができます。
糖尿病をそのまま放置して重症化すると、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症などを引き起こすおそれがあり、最終的には視力の喪失、足の切断や人工透析になる可能性があります。
人工透析が必要になった場合、生涯にわたって週3日、1回当たり4~5時間の透析が必要となり、身体的・精神的な負担によるQOL(生活の質)の低下、さらに年間医療費は約500万円ほどかかるため、経済的な負担が心配されます。
大分県の人口100万人あたり透析患者数は3667.5人と全国5番目の高さで、そのうち約4割が糖尿病に原因する透析です(2023年12月時点)。
そのため、県民の健康保持・増進と経済的負担の軽減につなげるため、糖尿病性腎症の重症化予防に向けた取組を推進する必要があります。