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大分県糖尿病性腎症重症化予防プログラムは、糖尿病性腎症の重症化リスクが高い方に対して、医療機関と保険者等の連携により、腎不全、人工透析への移行を遅延または防止し、糖尿病性腎症等の患者の生活の質(QOL)の維持・向上及び健康寿命の延伸、医療費の適正化につなげることを目的としています。
大分県では、糖尿病性腎症重症化予防の取組を一層推進していくため、大分県医師会・大分大学・大分県の三者で「大分県糖尿病性腎症及び慢性腎臓病の重症化予防に係る連携協定」を締結(令和元年12月25日)し、「大分県糖尿病性腎症重症化予防プログラム」を改定しました。
上記プログラムの改定にあたり、かかりつけ医の皆さん向けに、本事業の趣旨や専門医への紹介基準などを記載した「大分県糖尿病性腎症重症化予防診療ガイド」を作成しました。
大分県糖尿病性腎症重症化予防診療ガイド [PDFファイル/653KB]
かかりつけ医の皆さんには、上記ガイドをご確認いただき、以下の取組にご協力いただきますようお願いいたします。
(1) 重症化ハイリスク患者の診療における専門医との連携
治療中の患者が、紹介基準に該当する場合は、専門医への紹介を検討し、専門医と連携した診療をお願いします。
(2) 保険者(市町村等)と連携した個別支援
糖尿病性腎症重症化予防の観点から保健指導が必要な治療中の患者に対して、保険者等と連携した個別支援をお願いします。
(3) 糖尿病治療中断者等への対応
保険者が、健診結果から医療機関への受診が必要と判断された者やレセプトデータから把握した治療中断者に対して、受診勧奨を行います。
対象者が受診した場合は、必要な治療の継続をお願いします。
【大分県の専門医等】
令和2年5月から、大分大学医学部附属病院に「糖尿病性腎症重症化予防専門外来」を開設しています。