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7月21日から8月20日までの1か月間、大分県、福岡県、佐賀県、長崎県の4県を舞台に
全国高等学校総合体育大会が開催されました。
大会では、競技に「出場する」「応援する」「支える」たくさんの高校生が活躍しました。
今回の特集では、汗と涙と感動に包まれた北部九州総体を振り返ります。
●剣道、陸上、なぎなた、サッカー、自転車競技、アーチェリー、テニス、ウエイトリフティング
写真提供:P&P浜松
全国高等学校総合体育大会(以下、大会)をより良いものにするため、広報活動やおもてなし活動を通して大会を支えた高校生たちがいます。その中で、大分県高校生活動生徒実行委員会委員長を務めた甲斐真凜さん(柳ヶ浦高等学校3年生)に、活動についてお話を伺いました。
柳ヶ浦高等学校3年生 甲斐 真凛さん
誰もが輝く大会に
「私は、高校1年生の時に学校の先生に声をかけられたことがきっかけで、実行委員としての活動を始めました。活動を進めるうちに、選手として活躍する高校生、選手を応援する高校生、そして大会を支える高校生、誰もが輝ける大会にしたいという気持ちが強くなり、実行委員会委員長の役を引き受けました。
活動当初は、令和6年度に大分県でインターハイが開催されることを知っている方が少なく、まずは大会のことを多くの方に知ってもらおうと、JR大分駅前など県内のいろんな場所で広報活動を行いました。活動を通して少しずつ大会のことを知ってもらえるようになり、大会のことで声をかけていただくことも増え、私たちの取組が少しずつ実を結んでいくのが目に見えてとても嬉しかったです。
実行委員会の活動の中で一番印象に残っているのは、選手や監督の皆さんに贈る手作り記念品の制作です。大会の時だけでなく、大会が終わった後も大分のことを思い出してもらえるようにと、実行委員が一から考えて作りました。大分県産の杉を使ったうちわやコースターを制作し、イメージしたものが形になったときは本当にうれしかったです。福岡県で行われた総合 開会式では、秋篠宮皇嗣殿下にうちわの説明をしました。あおぐと杉の香りがして良いですねとお話いただいた瞬間を今でも鮮明に覚えています。」
と笑顔で語ってくれました。甲斐さんが思い描いた「誰もが輝く大会」は、多くの方の思いや行動によって実現され、思い出に残る夏となりました。
(問)体育保健課 097-506-5653