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カエルとお月さま 後藤楢根「作品集」 由布市教育委員会 2006年
後藤楢根(ごとう ならね)は、「子どもと共に 笑い 泣き 怒る」ことを大切にした児童文学作家です。子どもたちのために多くの童話・童謡などの創作活動を行いました。 また、児童文学の普及に努め、多くの作家を育てました。出身地の由布市では、毎年3月に楢根を記念した「ならねっ子まつり」が開催されています。 『カエルとお月さま』には、『もえる密林』『千里眼物語』など小学校低・中・高学年向けに選ばれた7編の童話と、10編の詩が収められています。
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どら焼き屋の主人とハンセン病元患者の交流を描いた『あん』、原作小説も評判になりましたが、映画化され5月に公開されました。ご覧になった方も多いかと思います。 ハンセン病は非常にうつりにくい病気で、今では感染しても顔や手足に後遺症もなく治すことができます。しかしながら、かつて患者は施設に強制収容され、子どもを産むことが許されず堕胎や断種手術を強要される、不満を言うと監禁される、といった非人道的な扱いを受けていました。有効な薬が発見されたのは1946年ですが、日本政府は50年後の1996年まで隔離政策を続けました。その後、国は政策転換の遅れなどの責任を問われた訴訟の地裁判決を受け入れ、元患者に謝罪しました。しかし、2003年には元患者さんたちがホテルの宿泊を拒否されるといった事件も起きています。そして現在、帰る場所もなく、施設の中で暮らす元患者が全国に1700人おり、その平均年齢は既に84歳です。これら元患者さんたちの人生を思うと、悲しくて、悔しくて、その過ぎ去った人生を巻き戻すことはできないものか、という気持ちになります。 同じ過ちを繰り返してはなりません。私たちは、怖がられている感染症について「どんな病気なのか」「どのようにうつるのか」を正しく知る必要があります。そして、病気になると苦しい、つらい、ということを思い出しましょう。そうすれば、患者の皆さんが不必要に避けられる、差別的な扱いをされる、といったことがなくなるのではないでしょうか。 巻き戻せない人生、誰もが自分らしく生きていけるといいですね。 ☆差別をなくす運動月間「県民講座」で、ハンセン病を取り上げた映画 『ふたたび swing me again』を上映しますー特集2に詳しく紹介 【関連ページ】 ようこそ こころちゃんの部屋へ!! |
![]() | 大分空港横の「里の駅むさし」には、新鮮な有機無農薬野菜がずらりと並びます。今回は、この季節ならではの旬の完熟トマトを使ったカレーのレシピを店長の藤原孝義さんに教えていただきました。 ポイントは、水を一切使わず野菜の水分だけでじっくりと煮込むこと。 トマトの濃厚な甘みとほどよい酸味に思わずスプーンがすすみ、夏バテも吹き飛びそうな一品です。 |
完熟トマト…4個、鳥もも肉…1枚、玉ねぎ…2個、
にんにく…1片、オリーブオイル…適量、カレールー…適量
1 オリーブオイルでにんにくのスライスを炒め、そこにスライスした玉ねぎを入れて、茶色くなるまで炒める。一口大に切った鳥もも肉を入れ炒める。
2 湯むきしたトマトを入れ、潰しながら火にかける。
3 トマトの原形が無くなるまで煮込み、カレールーを入れて煮込めば出来上がり。
里の駅むさし ☎0978-69-0056
営業時間:午前9時~午後5時
住所:国東市武蔵町糸原3550
※「トマトカレー」は併設しているお食事処「そら」で提供しています(季節限定)。ドライブの休憩やランチにぜひ足を運んでみてはいかがですか。