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2018年10月6日(土)芥川賞作家・小野正嗣さんによる脚本、スーパー歌舞伎2(セカンド)「ワンピース」で活躍するダンサーで振付家の穴井豪さんによる演出で幕を開けるオープニングステージ「ヨロコビ・ムカエル?」。出演は、公募で選ばれた約200名の県民の皆さん。本番に向け昨年12月から本格的な練習が始まっています。今回は、その中から親子3人で出演される成松ファミリーにインタビューしました!
【出演者】(晃)成松晃子(なりまつあきこ)さん (万)万里愛(まりな)さん (澄)澄海(すかい)くん
(晃)
今回オープニングステージへの出演を決めた一番の理由は、応募資格です。実は、20年前に大分で開催された国民文化祭にも出演したのですが、その時は一般の募集がなく、例えばダンスであれば経験者だけしか出演できませんでした。
しかし、今回は年齢やダンス経験等を問わないものだったので、参加を決めました。また、練習時間が確保できるか、子どもたちが練習についていけるか等々いろいろ悩みましたが、子どもと一緒に出演できることが何よりの決め手となりました。
(晃)
「経験はないけど自分もやってみたい」と意欲的な方がすごく多く、練習でもエネルギーを感じます。そういう方々と共演できることが本当に嬉しいですし、一緒に大会を盛り上げ、全国に大分の良さをアピールしたいと思っています。
(万)
練習に参加することでダンス好きの友達ができました。友達の輪がどんどん広がっていくのが嬉しいです。
(澄)
練習は楽しいです!
(晃)
練習中は、それぞれ振付が違うため、私も子どもたちになかなか目が届きません。知らない人が大勢いる中にもかかわらず、二人とも自分のやるべきことを自覚し、自立してくれています。こうした環境だからこそ見ることができた子どもたちの成長に喜びを感じています。
三人で同じステージに立った想い出も大切ですが、二人にはオープニングステージを思いきり楽しんでほしいし、ステージ上でしか得られない空気感を味わってほしいですね。
(晃)
20年前の大会をきっかけに「大分ももっとできる」という気運が高まって、芸術・文化への関心が深まったように感じます。実際に、ダンスでいえば、スタジオや講師も増え、学校の授業にも取り入れられるなど、当時に比べ裾野は広がりました。
ただ、より高いレベルを目指そうとすると、都会に比べ環境面はまだまだです。今回の大会を通じ、さらに芸術・文化に関心を持つ人が増え、それを支える人が増え、大分県がよりチャンスの拡がる環境に発展していってくれることを願っています。