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本県の温室効果ガス排出量抑制のためには、源泉数・湧出量ともに全国第1位を誇る本県の温泉資源を有効に活用し、地熱発電等により排出量を削減することが効果的です。一方で、地熱開発による温泉資源への影響が懸念されています。
本県では、温泉資源のポテンシャルを明らかにし、持続可能な形で利用の推進を図るため、地熱開発が期待される地域において、温度、孔口圧力、湧出量を計測するための自動計測機器を設置し、継続的なモニタリング調査を実施しています。
温泉開発による影響について広く監視するとともに、得られたデータに基づき、温泉熱発電等による多段階・多目的利用に向けた可能性を検討、またそのデータを広く公表することでモニタリング泉源以外の既存泉源への波及的活用を促進します。
(1) 別府市
H27年度~ 照湯泉源、大野泉源、堀田泉源
H28年度~ 立石泉源、鉄輪泉源、おぐら荘泉源
H29年度~ 中須賀泉源、火売泉源、朝日・大平山泉源、明礬泉源
H30年度~ 馬場泉源、みゆき坂泉源、薬師田泉源
H31年度~ 温川泉源
(2) 由布市
H30年度~ 川南泉源
温泉モニタリング調査結果(令和5年度10月末時点) [PDFファイル/2.74MB]
※H27年度からは、環境省・(公財)日本環境協会の補助金(R元年度の名称:二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金)によりモニタリング機器を設置している。