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省エネルギー性能の評価については、下記の2つの基準を用います。
・窓や外壁などの外皮性能を評価する基準
・設備機器等の一次エネルギー消費量を評価する基準
外皮の熱性能基準には、断熱性能を示す「外皮平均熱貫流率UA」と日射遮蔽性能を示す「冷房期の平均日射熱取得率ηAC」があります。
非住宅においてはPAL*(パルスター)で示します。
熱エネルギーが壁や窓ガラス等を通して温度の高い空間から低い空間へ伝わる現象を 熱貫流と呼びます。そのときに熱の伝わりやすさを表す数値が熱貫流率です。
面積1平方メートルあたり1時間あたりどれくらい(何キロカロリー)の熱が流れるかを表します。
この数字が小さいほど、熱を逃がしにいということになります。
=外皮総熱損失量/外皮総面積
室内と外気の熱の出入りのしやすさの指標となり、値が小さいほど熱が出入りしにくく、断熱性能が高いことを示します。
太陽日射の室内への入りやすさの指標となり、値が小さいほど日射が入りにくく、遮蔽性能が高いことを示します。
「建築物エネルギー消費性能基準を定める省令」において、全国の気候条件に応じ8つの地域に区分され、適合する地域区分に応じて、外皮平均熱貫流率、平均日射熱取得率、一次エネルギー消費量等が規定されています。
大分県においては下記の地図と表のように地域区分がされており等級5~7地域に該当します。
※令和2年7月に地域区分が改定され、大分県内の市町村も5~7地域の間で変動がありました。
これより前に申請された建物においては旧地域区分で表記されているものがあります。