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8月に入り、ひときわ厳しい日差しが照りつけております。
玉来ダムでは、平成29年3月に本体建設工事に着手し、平成30年10月から堤体コンクリートを打設開始。令和3年8月に約18万立方メートルのコンクリート打設が完了しました。
現在は、天端橋梁仕上げ工事やダム周辺管理用道路の整備を行っています。
引き続き工事の安全と周辺環境に、より一層配慮し、早期完成に向けて事業を進めていきます。
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令和4年8月3日撮影
今年度は、定点写真では分かりづらかった、工事現場の細かい情報を月替わりで紹介しております。
8月は「試験湛水ゲート」をピックアップします。
玉来ダムでは今秋より、ダム本体や貯水池周辺の安全性を検証するため実際に水を貯める「試験湛水」を予定しています。
試験湛水を開始する際は、河床近くに設けた常用洪水吐き(2門)にゲート扉体を落とし込みます。
満水時の水圧に耐えられるよう頑丈に作られており、1門あたり(3段重ね1組)の高さは約8m・幅は3.75m・厚み55cmの鋼製で、重量は約21tあります。
今年6月に完成した「常用洪水吐きスクリーン」の最上部は開口するようになっており、試験湛水ゲートが吸い込まれていく姿を見られるまであと少しです!
天端橋梁上からゲートを吊り降ろします
1段扉ずつ搬入している様子(×3枚で1門分)