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11月に入り、ひと雨毎に寒さが増し、ダム周辺の山々も美しく紅葉してきました。
玉来ダムでは、平成29年3月に本体建設工事に着手し、平成30年10月から堤体コンクリートを打設開始。令和3年8月24日に約18万立方メートルのコンクリート打設が完了しました。これにより治水機能が充分に発揮されます。
現在は、引き続き天端橋梁仕上げ工事や貯水池の止水工事(※1グラウチング)を行っています。
引き続き工事の安全と周辺環境に、より一層配慮し、早期完成に向けて事業を進めていきます。
※1グラウチングとは、 ダム上流部の止水対策として、岩盤内の割れ目にカーテン状にセメントミルクを注入するもの。
令和3年11月1日撮影
竹田市の秋の風物詩、たけた竹灯籠「竹楽」は、元々は里山保全を図ることから始まったイベントです。里山に竹が茂ると、杉山、自然林、山際の田畑などが荒れていく為、伐採した竹の有効活用のために始まったイベントです。
夕方になり、ボランティアの手によって火を灯された、約2万本の竹灯籠が紅葉の城下町の各所を彩り、会場のあちこちでは音楽グループによる演奏が開催、屋台村では様々な地元の名物料理を味わう事も出来る為、県内外からも多くの方々が訪れる賑やかな催しです。玉来ダム建設事務所でも、ブースを出店し、日頃は見ていただくことの難しい現場での工事の様子を公開したり、広く事業を知っていただく貴重な機会でしたが、残念ながら2021年は新型コロナの感染防止のために、竹灯籠の規模も半分以下に屋台村や、音楽演奏などの催しも中止、事前配布の整理券を持った、市民のみ参加可能な小規模なものとして開催されるものとなりました。来年は、コロナの感染が終息し無事に開催されることを願います。
参考文献 竹田市史
参考HP:写真提供 竹田市観光ツーリズム協会