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竹田では、朝晩が過ごしやすくなりました。
玉来ダムでは、平成29年3月に本体建設工事に着手し、平成30年10月から堤体コンクリートを打設開始。令和3年8月24日に約18万立方メートルのコンクリート打設が完了しました。これにより治水機能が充分に発揮されます。
現在は、天端橋梁仕上げ工事や貯水池の止水工事(※1グラウチング)を行っています。
引き続き工事の安全と周辺環境に、より一層配慮し、早期完成に向けて事業を進めていきます。
※1グラウチングとは、 ダム上流部の止水対策として、岩盤内の割れ目にカーテン状にセメントミルクを注入するもの。
令和3年10月4日撮影
稲葉川下流の挾田地区、河内(こうち)谷に掘られた、弦長3.2メートル程の三日月形の
岩穴があります。この三日月岩は、元禄時代、岡藩主 中川久通(ひさみち)の時この稲葉川沿いの絶壁に彫り込まれたもので、当時の藩主が火を灯し対岸に建てられていた御茶屋から、楽しんだとされています。その昔藩主が楽しんでいた能楽は、藩内の人たちにも親しまれ、今も竹田では「お謡(うたい)」として地域に継承される能の文化があります。
2021年10月30日竹田薪能が、この稲葉川の水上に特設舞台が作られ開催されます。かつての御茶屋跡に客席を設け、300年前のお殿様のように月と能を楽しむ夕べです。
昭和56年頃から開催され、第31回平成26年の開催を最後に、しばらく休演されておりましたが、再び風流な水上舞台での薪能が復活しました。
稲葉川の水面に映る三日月岩の灯りと能の幽玄な世界を楽しめます。
真提供 竹田薪能実行委員会 竹田市観光ツーリズム協会
参考文献 竹田市史
参考HP 竹田薪能
実券(竹田市内窓口にて販売) 3,000円販売場所…まちづくりたけた株式会社、竹田市観光ツーリズム協会、竹田商工会議所
インターネット販売チケット(イープラス) 5,000円 ※いずれも税込み