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玉来ダムでは、平成30年10月に開始したコンクリート打設が、8月27日に10万m3を達成しました。
10月には、減勢工部分に副ダムの摩耗を防止する枠(ライニング)が3基設置されました。
現場は、日々変化をみせています。引き続き安全と環境に配慮し、早期完成に向けて事業を進めていきます。
令和2年11月6日撮影
史跡岡城趾は、稲葉川を北に玉来川下流の白滝川を南に望む、台地の上に築かれています。この2本の河川は、東側の先端部で合流し、敵の侵攻を防ぐ天然の濠の役目を果たしていました。
岡城は、文治元年(1185年頃)緒方三郎惟栄(これよし)が、源義経を迎えるために築城したと言われています。その後、志賀氏、中川氏と城主が変わりながらも、幾度かの改築を経て堅固な守りを誇ってきました。
天正14年(1586年)豊薩戦争では、わずかな兵で島津側の大軍の攻撃を退けました。この難攻不落さから、「日本最強の城」としてNHKの番組でも紹介されたこともあり、【落ちない城】の御利益にあやかろうと、岡城天満社に参拝する受験生もいるようです。
現在の岡城は、広大な敷地に石垣を残すのみですが、瀧廉太郎の名曲【荒城の月】は、この荒涼とした城跡から、着想を得たと言われています。
令和2年8月からは、スマートフォンを使ったAR(拡張現実)ガイドがはじまり、在りし日の岡城の姿が、映し出されるとともに音声ガイドで、わかりやすく案内してくれます。(この日も多くの方が、スマートフォン片手に散策されていました。)
桜の美しさで有名な岡城ですが、紅葉も美しく、例年11月中旬頃に見ごろを迎えます。
【岡城 令和2年11月1日撮影】