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玉来ダムでは、平成30年10月に開始したコンクリート打設が、8月27日に10万m3を達成しました。
完成すれば日本最大規模となる、ダムを支える造成アバットメント部分が、天端へと近づき、その大きさを感じられる様になってきました。引き続き工事の安全と環境に配慮し、一日も早い完成に向けて事業を進めていきます。
令和2年10月2日撮影
姫だるまは 竹田市の特産品の一つで、吉田地区の「ごとう姫だるま工房」で製造されている全国でも珍しい女性がモデルのだるまです。
以前、人気TV番組で紹介されたことにより、全国的な人気になり、現在は入手困難な状況が続いています。
「姫だるま」のモデルは、370年前の岡藩の下級武士の妻「綾女」と伝えられ、昔は「おきあがり」と呼ばれていました。現在も縁起物として、正月2日朝に、竹田市内の商家の玄関へ「姫だるま」を投げ込む「なげこみ」と呼ばれる風習が続けられ、家庭円満、商売繁盛などを願う贈り物、土産物として喜ばれています。
古くは市内に何ヶ所もあった製造所も戦後なくなり、製造技術が途絶えていましたが、後藤恒人さんの努力により民芸品として復活し、現在は二代目の明子さん、三代目の久美子さんによって、その技術が守り伝えられています。
大きさは、5種類あり、十二単を着て松竹梅の模様、松は「父」、梅は「母」、竹は「子」を表現、背中の宝珠は「子孫繁栄」、「厄除け」、頭の金の部分は「太陽」を表し家の中を明るく照らしています。「みんなが幸せでありますように」との祈りが込められ、優しい微笑みで皆を見守っています。
【姫だるま 令和2年10月6日撮影】