ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 大分県豊後大野土木事務所 > 朝地町綿田地区における地すべり対策の経緯

本文

朝地町綿田地区における地すべり対策の経緯

印刷ページの表示 ページ番号:0002026814 更新日:2018年5月14日更新
綿田全景(H29.8.17撮影)
 平成29年5月16日に地割れが発生した朝地町綿田地区の地すべりについては、5月23日から伸縮計による観測を開始し、観測当初1時間当たり1mm程度であった地割れの広がりはスピードを増していき、5月26日には最大で1時間当たり22.8mmを観測しました。
 地割れが広がることにより、地すべりの末端部にある平井川が閉塞しましたが、6月16日に仮排水路を完成させ、平井川の水を安全に下流に流すことが出来るよう対策を行いました。
 6月下旬には地割れの広がりの累計が4mを超えましたが、応急的対策として行った集排水ボーリング工や強制排水工の効果もあり、梅雨・台風時期の降雨においても地割れの大きな広がりはありませんでした。
 地割れが確認されてから1年が経過する現在では、応急対策工や本格的な対策工事である集水井工の効果により、地割れの広がりは1時間当たり0.01mm程度と落ち着きをみせています。
 今後も工事の進捗に努め、地すべりにより被災した砂防ダム、平井川の復旧工事については平成31年5月までの完成を目指します。
 また、地すべり対策工事である集水井工事については平成30年6月までの完成を、鋼管杭工事については調査ボーリングの観測による対策効果の検証を行いながら施工し、早期の完成を目指します。

・平成29年 5月12日   大分県設置の朝地雨量観測所で103mm/日の降雨を観測
・平成29年 5月16日      住民から地割れの通報。現地調査を実施
・平成29年 5月23日   伸縮計による地割れの観測を開始
・平成29年 5月24日   土砂災害専門家による現地踏査(1回目)
・平成29年 5月26日   地割れの幅の広がるスピードが拡大(最大で22.8mm/h)
・平成29年 5月27日   監視カメラを設置
・平成29年 5月28日   応急対策工事として集排水ボーリング工(横ボーリング工)に着手
・平成29年 6月1日    調査ボーリングに着手
・平成29年 6月3日    仮排水路工に着手
・平成29年 6月10日      強制排水工(ディープウェル工)に着手
・平成29年 6月15日      災害関連緊急地すべり対策事業が採択
・平成29年 7月8日       測量業務着手
・平成29年 7月11日      設計業務着手
・平成29年 10月19日    集水井工着手
・平成30年 3月26日      鋼管杭工着手
・平成30年 4月19日      平井川復旧工事着手
・平成30年 5月7日        砂防ダム復旧工事着手

伸縮計
監視カメラ
集排水ボーリング(横ボーリング)
調査ボーリング
仮排水路工
強制排水工(ディープウェル工)
集水井工
鋼管杭工

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)