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当センターのデイケアは、生活コースと就労コースの2コースがあります。
*両方のコースに共通しているプログラム(=重点プログラム)については
こちらをクリックしてください。→デイケア重点プログラムの紹介
生活リズムを整え、自分の生活をより豊かなものにしていくための
知識やスキルを学ぶコースです。
地域社会での自立した生活を目指し、衣食住に関することや、
福祉情報、防災、季節ごとの健康管理などを学びます。
▼V Rで災害場面を体験し、防災に関する勉強をしました
参加者で話し合い活動内容を決めます。ミニゲームや軽スポーツ、
季節に応じた催し物等を通して互いに意見を出し合い協力して
取り組む姿勢を学びます。
▼夏らしいスイーツを作りました
様々な協働作業を通して、時間内に効率よく作業を終える
トレーニングや、自身の職業適性の分析を行います。
▼協力して観葉植物の植え替えをしました
自分の病気や障がいと上手に付き合いながら働くことを目指すコースです。
働き続けるためには、自分の病状や特性を理解し、病状を含めた体調管理や、
社会人としてのマナー、共同作業に必要な連携能力など、必要な準備を
整えていくことが大切です。
その目標に向けて、集団でのリハビリテーションを行います。
就労コースに所属するためには、下記の条件を満たす必要があります。
1.近い将来、仕事をしたい気持ちがあること
2.就労支援を受けることやその先の就労について、主治医の許可があること
3.当センターデイケアに週3日安定して参加できていること
4.就労コースのプログラムに積極的に参加することができること
5.就労のため自己理解(疾患、症状、特性など)を進め、
周囲からの助言を受け入れていく気持ちがあること
・自分の病気や特性と上手に付き合いながら、長く働き続けることを目指し、
そのために必要な知識を、座学やロールプレイを通して習得します。
・就労経験のある方は、過去の就労歴を振り返ることで、
今後の働き方について気をつけるべきことの自己理解を深めます。
・プログラムを通じ自分の症状や特性について学びます。
・就労ゼミでは、合理的配慮が必要な情報を整理し、就労パスポート(※)を
作成します。
(例:病状管理、職場でのエチケットやマナー、就職試験に必要な書類の
書き方や面接の受け方、職場で長く働くためのコツ、就労に関する
福祉制度や支援機関等)
※厚生労働省就労パスポート▼
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/06d_00003.html
▼就労ゼミでの模擬面接の様子
・上司役のスタッフの指示のもと、他の利用者と協力して取組みます。
作業を通じて、自ら仕事を見つける力、職場でのコミュニケーション、
社会人としてのマナーと体調管理などの練習をします。
・マニュアルのあるパターン化された作業に取り組みます。
・作業後はスタッフや一緒に作業をした利用者と振り返りを行います。
・作業や振り返りを、通じて特性や疾患の理解を深め、就労パスポートの
作成につなげます。
▼洗車活動の様子
・所内や所外で様々な作業を行います。
・スタッフが大まかな指示を出し、限られた時間の中で作業を完成させます。
・複数名での共同作業や報連相、作業の効率化などの練習をします。
・様々な作業に取組み、得意不得意(ジョブマッチング)を考えます。
・作業後はスタッフや一緒に作業をしたメンバーと振り返りを行います。
・振り返りを通じて、働くにあたっての課題を見つけ、自己理解を深め
就労パスポートの作成につなげます。
▼作業活動でのリーフレット仕分け作業の様子(事務補助業務)
▼作業活動での車いす清掃と操作体験の様子(介護福祉系業務)