先輩メッセージ

警察官（採用16年目）に聞きました！

Q１　警察官を志望した理由は？

　私が警察官になろうと思った元々のきっかけは「小さい頃、憧れたから」でした。

　小学校からの帰り道、制服のお巡りさんに向かって、友だちと一緒によく敬礼のまねをしていました。中学生や高校生の頃に流行っていた刑事ドラマの影響もあったと思います。高校を卒業した後に地元大分県の警察官になり、制服に袖を通して、本物の”敬礼”を教わったときの胸の高鳴りは、今でもよく覚えています。

Q２　これまで経験した業務内容は？

　交番や生活安全課、刑事課で勤務をしてきました。

　交番は、街の人に一番近いところで勤務をします。特に小学生の見守りやお年寄りが詐欺被害に遭わないための対策に力を入れてきました。敬礼をしてくれる小学生に会うたび、小さい頃、警察官に憧れた自分を思い出していました。

　生活安全課では少年事件やヤミ金業者の摘発、刑事課では殺人事件や強盗事件等、様々な事件を解決するため、仲間とチームを組んで捜査をしました。

Q３　警察官のやりがい・魅力は？

　私が担当したある性犯罪事件の被害者の話です。この被害者は何日も悩んだ末に、警察署へ届け出てくれました。勇気のいる行動だったと思います。怯える顔の被害者は「家族にも相談したい。でも･･･」と言葉を詰まらせ、涙を流しました。私は、被害者との面談を重ね、不安を取り除くことに努めました。何度かの面談の後、被害者が決心したので、私はその家族に事件のことを話しました。最初は驚いていましたが、家族の「今後は一緒に支えます」という言葉に被害者はとても安心していました。その後間もなく、卑劣な犯人を逮捕し、裁判も終えて事件は無事解決となりました。

　それからしばらく経った日曜日、私は街中でこの被害者を見かけました。そこには、当時の怯えた様子はなく、家族と一緒にごく普通の休日を楽しむ姿がありました。

　被害者やその家族が、被害の苦しみを忘れることはありません。ただ、それでも、私や刑事課の仲間がした仕事は、被害者やその家族が日常を取り戻すために必要な後押しができたのかなと思うと、自分の仕事にやりがいと誇りを感じました。

Q4　警察官を目指す方へのメッセージ

　警察には、たくさんの部署があり、それぞれが違う仕事をチームでしています。仕事の内容は幅広く、常に多様な人材を必要としています。誰にでも活躍のチャンスがあります。警察官に向いていない人なんていません。もし、小さい頃に憧れたことがあるなら、皆さんは警察官を目指すきっかけをつかんでいます。興味がある方は、是非、採用係まで相談してください。

警察事務職員（採用６年目）に聞きました！

Q１　警察事務職員を志望した理由は？

　自分の進路を考えたときに、人の役に立つ仕事がしたいという気持ちが第一にありました。他の公務員や民間企業でも地元に貢献したり、人の役に立つ仕事は多くありますが、私は”治安維持”という形で貢献したいと思い、警察組織に興味を持ちました。

　大学生の時に大分県警の採用説明会に参加し、現役の警察事務職員の方から話を聞き、”行政職でありながら、地域の治安を守る警察組織の運営に携わることができる”という点に魅力を感じ、警察事務職員を志望しました。

Q２　これまで経験した業務内容は？

　落とし物に関する業務、職員に対する旅費支給事務、車両修繕費の支払事務、犯罪統計に関する業務、職員の採用に関する業務などを経験しました。警察事務職員の仕事内容は幅広く、新しい仕事を覚える場面も多いですが、毎回新鮮な気持ちで業務に取り組めますし、先輩や上司が優しくフォローしてくれるので心強いです。

Q３　警察事務職員のやりがい・魅力は？

　”自分の仕事が人の役に立っている”ということを実感できる点です。落とし物係として勤務していたときは、落とし物の返還をした際にお礼の言葉やお手紙などをいただくことが数多くありました。また、犯罪統計に関する業務をしていた際は、自分が管理している統計資料が管内の高齢者や子どもに対する防犯啓発活動などに活用されることもありました。警察事務職員の仕事は多種多様ですが、その全てが地域の安心・安全に繋がる重要な仕事であり、日々やりがいを感じながら仕事をすることができます。

Q４　警察事務職員を目指す方へメッセージ

　警察組織は、警察官と警察事務職員が両輪として存在することで成り立っており、どちらか一方でも欠けてしまうと地域の治安は守れません。警察事務職員の仕事は、警察官と共に力を合わせて県民の生活を守る、とてもやりがいのある仕事です。業務の幅も広く多種多様な仕事経験し様々な人と接することで、日々成長することができます。皆さんも警察事務職員となって、私たちと一緒に大分の安心と安全を守りましょう！