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先端技術の導入で人材を確保
住宅型有料老人ホーム「カリス中島」に、機能訓練を目的としたデイサービスと、生活の援助を目的とした訪問介護を併設し、運営。利用者の身体機能の維持や向上から、日常的に必要な介護までライフスタイルに合わせた選択肢を用意しています。また、ノーリフティングケアや「眠りスキャン」など先端技術を積極的に導入し、利用者だけでなく職員の負担軽減にも努めています。
9月から「カリス中島」のデイサービスで働く後藤紀子さん。大分県の移住支援制度「おおいたジョブナビ」を利用して、広島県から移住してきました。弟夫婦が居住していたことと、子育てをする環境として大分市が魅力的だったこと、さらに、おおいたジョブナビ掲載企業である「マカリオス姉妹株式会社」と出会ったことが、移住の決め手になりました。広島でも介護職に従事しており、子育てによるブランクはありましたが、7年間の勤務実績があります。「幼少期より祖父母に育てられてきたので、お年寄り相手の仕事が性に合っています」と語ってくれました。
現在は8時30分から17時30分まで、正社員として勤務。利用者のバイタルを測ることから業務が始まり、おむつやトイレ、食事などの各種介助、レクリエーションの実施など忙しい毎日を過ごしています。利用者さんに喜んで貰えることや、「助かるよ」といった反応に一番のやりがいを感じるそうです。 3人の子どもを持つ母親である後藤さんは、子どもの体調不良や学校行事などによる休みで、職場や同僚に負担を負わせることにストレスを感じていました。しかし「カリス中島」では行事等を考慮したシフトが組まれ、急な休みも快く受け入れてもらえるため、安心して働けています。また介護用リフトやスライディングボードを導入し、スタッフの体力的な負担軽減にも心を配ってくれているので、怪我や事故の心配もせず、介護の仕事を続けられているそうです。最後に「子育てと仕事の両立を目指すと、いろいろな壁にぶつかります。でも相談したり、制度を利用したりして諦めず挑戦してもらいたい」と、同じ働くママにエールを送ってくれました。
東田梨紗子さんは入社3年目。45人が所属する「マカリオス姉妹株式会社」の中では正社員で1番の若手ながら、3月よりデイサービスの生活相談員として、他のスタッフを指導する立場として働いています。上司は東田さんを、「物事を俯瞰で見ることができるリーダータイプ」と評価。物怖じをせず、ダメなことはダメと指摘することができることと、全体の利益を考えて行動できる人柄に期待をかけ、抜擢したそうです。生活相談員になったことで、介護プランの作成など事務仕事の比率が増えましたが、全体で3人いる生活相談員がそれぞれ仕事を分担しています。東田さんの担当はスタッフの取りまとめになるため、現在も仕事の中心は現場です。「指示をするのではなく、協力してもらうことを意識して指導しています。業務内容を整理して、それぞれの介護職員に偏りなく働いてもらえるように心がけています」と、人間関係を円滑にするコツを教えてくれました。
海外から受け入れた技能実習生や特定技能実習生の指導も、東田さんの仕事の一つです。日本語能力要件を満たし、理解力も高い優秀な人材ではあるものの言葉の壁は大きく、本当に伝えたいニュアンスが伝わっているか悩みも大きいと言います。「母国に戻って、日本で学んだ介護技術を活かして欲しい。仮にこの施設では上手くいかなくても、介護にマイナスなイメージだけは抱かないようにと気をつけています」と思いを語ってくれました。
3年前、最先端の介護現場に憧れをもって飛び込んできた若手は、今では導く側へと成長しています。
企業名 | マカリオス姉妹株式会社 |
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事業内容 | 住宅型有料老人ホーム、デイサービス、訪問介護の運営事業 |
設 立 | 2016年 |
所在地 | 〒870-0049 大分市中島中央1丁目2番6号 |
TEL | 097-535-7828 |
※ 2024年1月現在