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別府港は明治時代中期から阪神・四国・中国地方との航路が開設され、内海交通の要衝として繁栄してきた風光明媚な港であります。
明治3年に、当時の日田県知事松方正義により築港が開始され、以来、内海交通に多大な便益を与え、別府の発展に大きく貢献しました。
戦後わが国の観光国策が大きく取り上げられる中で、昭和25年には『別府国際観光温泉文化都市建設法』が制定され、昭和26年9月に重要港湾の指定を受け、同じ年の10月に国の直轄事務所が開設され、国による港湾整備が始まりました。
別府港は浜脇地区、北浜地区等8地区により構成されています。現有施設は5万トンの旅客船が接岸できる-12m岸壁をはじめ旅客船バースが8バースあり、定期フェリー、客船航路を中心に観光客や車両輸送に利用されています。(フェリー、旅客船のみで貨物は取り扱っていません。)
◎定期航路
・入港隻数 年間約3,400隻
・乗降客数 年間約60万人
・別府-大阪南港フェリーターミナル
・別府-八幡浜
航空写真(H21.1撮影) | 完成予想図(通常時) |
完成予想図(緊急時) | 完成予想図(イベント時) |
別府港周辺 | |
餅ヶ浜地区(整備前) | 餅ヶ浜地区(完成予想図) |
北浜地区(整備前) | 北浜地区(完成予想図) |
関の江地区は、別府市の海岸では自然海浜が残る数少ない海岸線ですが、近年、浸食により海浜が後退し、さらに波浪による越波等で背後地に被害が生じ、住民に不安を与えている状況です。
自然海岸で海水浴場に利用されているため、突堤、人口海浜、遊歩道等の整備を行い、高潮・浸食の防止及び環境への配慮を行い、市民の憩いの場としての海岸を整備します。
航空写真(整備前) | 完成予想図 |