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温泉が恋しい季節になりました。
大分県は温泉の源泉数・湧出量が全国1位を誇る、日本一の「おんせん県」です。
県内のいたる場所でさまざまな泉質の温泉が湧き出ており、それぞれの温泉で違う湯を楽しむことができます。
県内の数ある温泉地の中でも、令和6(2024)年4月1日に市制施行100周年を迎えた別府市は「泉都」と称され、全国でも有名な温泉都市です。
昭和25年には国際観光温泉文化都市の第1号として指定されました。
全国に温泉都市別府を広めたのは、亀の井バス創業者の油屋熊八です。
油屋熊八は、昭和3年に国内で初めて、観光案内役の女性バスガイドが同乗する観光バス「地獄めぐり遊覧バス」の運行を始めました。
また、「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」というキャッチフレーズを考案し、富士山山頂付近に碑を建てたのをはじめ、全国各地に碑を建てて回るなど、日本国中に別府を宣伝しました。
今回の展示では、昭和初期に発行された別府の観光パンフレットに掲載されている「地獄めぐり遊覧バス」の経路に沿った観光地を、当館所蔵資料(複製)を用いて紹介しています。
ご来館をお待ちしています。
【展示風景】
・会 場
大分県公文書館 1階 閲覧室
・入 館 料
無 料