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1 農業大学校の概要
(1)設立の経緯
本校は昭和41年4月、高度な知識・技術を習得し、幅広い視野と誇りや希望をもった農業経営者を養成するため、従来の農業講習所、経営伝習農場、蚕業技術員養成所、農業協同組合専門学校など、県下に散在していた農業後継者養成機関及び農業技術員養成機関を継承統合し、大分県農業実践大学校として設立しました。その後、平成4年4月に校名を大分県立農業大学校と改称しました。
現在、本校は、農業改良助長法に基づく農業者研修教育施設として、学校教育法に基づく専修学校及び人事院規則に基づく短期大学卒業相当と位置付けられ、農学部及び研修部を設置しています。農学部は、高等学校卒業生等を対象とし、原則全寮制の下で2年間の実践的教育を行っており、研修部は、就農を希望する人を対象に栽培管理技術等の研修を行っています。
(2)沿革の概要
期 日 | 概 要 |
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昭和41年 4月 1日 | 大分県条例第11号により、大分県農業実践大学校を大野郡三重町赤嶺に設置し、高等部・普通部・ 研修部を開設。 |
昭和41年 4月 1日 | 大分県規則第46号により、津久見(かんきつ)、国東(かんきつ)、中津(落葉果樹)、別府(花き)、久 住(草地畜産)に分校を設置。高等部に作物、園芸、畜産、生活、蚕業、農協経営科の6学科を設置。 募集定員は高等部160名、普通部は50名とした。 |
昭和41年10月26日 | 第21回国民体育大会に際し、天皇・皇后両陛下が来校された。 |
昭和41年12月15日 | 大分県農業実践大学校及び大分県農業技術センター開設記念式を挙行した。 |
昭和42年 5月 1日 | 大分県規則第47号(大分県規則第46号の一部改正)により経営・機械・環境・研修の4科を増設した。 |
昭和42年 8月25日 | 大分県条例第32号(大分県条例第11号の一部改正)により農協経営科の管理の一部を大分県農業 協同組合中央会に委託した。 |
昭和46年 3月31日 | 大分県規則第46号の一部改正により、中津分校を廃止した。 |
昭和48年 4月 1日 | 大分県条例49号(大分県条例11号の一部改正)により、高等部・普通部を廃止し、営農部・農協経営 部・研修部を開設した。修業年限を営農部2年、農協経営部1年とした。 営農部において所定の課程 を修了した者に対し、大分県農業士の称号を付与することとした。 |
昭和48年 4月11日 | 大分県規則第1号(昭和41年大分県規則第46号の全面改正)により津久見、別府の分校を廃しした。 営農部には農産科・園芸科及び畜産科を開設した。募集定員は営農部80名、農協経営部30名、研 修部若干名とした。 |
昭和49年 3月31日 | 農協経営部を廃止した。 |
昭和52年 9月 8日 | 大分県農業実践大学校創立10周年記念式を挙行した。 |
昭和52年10月 1日 | 大分県条例第41号(大分県条例第11号の一部改正)により、農業改良助長法に基づく農民研修教育 施設に移行した。 |
昭和52年10月 1日 | 大分県規則第40号(大分県条例第1号の一部改正)により、久住校を廃止した。 |
昭和57年 4月 1日 | 大分県条例第11号(全面改正)に基づき、新しい農業実践大学校(短大資格)として発足し、養成部・ 研修部を設置した。また、国東分校を廃止した。 |
昭和61年11月22日 | 大分県農業実践大学校創立20周年記念式を挙行した。 |
平成 4年 4月 1日 | 大分県規則第13号に基づき、大分県立農業大学校に改名し、養成部を農学部に改称、農産科を農産 学科、園芸科を野菜園芸科、花き園芸科、果樹園芸科、畜産科を畜産学科とし、総合農学科を新設し、 6学科制とした。 |
平成 9年11月25日 | 大分県立農業大学校創立30周年記念式を挙行した。 |
平成14年 4月 1日 | 大分県条例第11号(改正)により、研修部を研究部に改称し、新たに専攻科を設置(4年生大学卒業 資格)した。農学部を総合農学科、園芸学科、畜産学科の3学科制とした。 |
平成19年 8月31日 | 大分県立農業大学校を学校教育法に基づく専修学校とした。 |
平成19年11月17日 | 大分県立農業大学校創立40周年記念式を挙行した。 |
平成20年 4月 1日 | 大分県条例第15号(改正)により、研究部を研修部に改称した。 |
平成21年 4月 1日 | 大分県規則第18号により、農学部を総合農産科、総合畜産科の2学科とした。 |
平成24年 3月31日 | 大分県条例第20号(改正)により、研修部専攻科の廃止に伴い組織を改組した。 |
平成28年 4月 1日 | 組織改正により教務・学生課を廃し、総務・学生課と教務課を新設した。 |
平成28年11月13日 | 大分県立農業大学校創立50周年記念式典を挙行した。 |
(3)位置及び所在地
〒879-7111
大分県豊後大野市三重町赤嶺2328番地1
電話:0974-22-7581 ファックス:0974-22-6387
区 分 | 面積(ha) | 摘 要 |
水 田 | 3.50 | 水稲、麦類、野菜 |
普 通 畑 | 0.78 | 作物、野菜、花き |
飼 料 畑 | 6.05 | 飼料作物 |
樹 園 地 | 1.23 | ナシ、ぶどう、りんご、カボス、モモ 温州みかん、ブルーベリー、中晩柑 |
機械実験圃 | 0.25 | |
山林・原野 | 2.20 | |
小 計 | 14.01 | |
建物敷地 | 6.55 | |
運転練習場 | 1.00 | |
運 動 場 | 1.20 | |
小 計 | 8.75 | |
合 計 | 22.76 |
施 設 名 | 棟数 | 建坪面積(m2) | 摘 要 | |
本館 | 1 | 673 | H19年 3月完成 校長室、副校長室、講話室、教官室、事務室、会議室 | |
教 室 棟 | 1 | 755 | 教室11 | |
教 室 棟(専攻科) | 1 | 182 | H19年 3月完成 教室 図書館 | |
講 堂 | 1 | 383 | ||
総合研修棟 | 1 | 700 | バイオ、土壌植物実験、情報 処理、視聴覚 | |
体 育 館 | 1 | 960 | H17年7月完成 | |
農業機械施設 | 6 | 862 | 整備室1、格納庫3、燃料 庫1、運転練習場控室1、 | |
厚生棟 | 1 | 499 | H16年3月完成食堂、浴室 | |
学生寮(赤嶺寮) | 1 | 1,568 | H18年3月完成 | |
学生寮(親和寮) | 1 | 743 | ||
学生寮(友愛寮) | 1 | 696 | H19年3月改修 | |
学生寮(清華寮) | 1 | 462 | H29年3月改修 | |
研修棟 | 2 | 689 | ||
作 物 施 設 | 農産物収納庫 | 1 | 300 | |
乾燥調製室 | 1 | 143 | ||
穀物倉庫 | 1 | 150 | ||
パイプハウス | 1 | 90 | ||
製茶管理実験室 | 1 | 300 | ||
水田揚水施設 | 1 | 68 | ||
水田かんがい貯水槽 | 1 | 527m3 | ||
管理実験室 | 1 | 194 |
施 設 名 | 棟数 | 建坪面積(m2) | 摘 要 | |
園 | 青果物出荷調整室 | 1 | 280 | |
鉄骨ハウス | 18 | 4,645 | 野菜5棟997m2 花き11棟1,865m2 果樹2棟1,783m2 | |
強化型パイプハウス | 13 | 4,112 | 水田2棟329m2 野菜1棟175m2 花き4棟686m2 果樹6棟2,922m2 | |
パイプハウス | 6 | 653 | 水田653m2 | |
パイプハウス | 5 | 959 | 野菜959m2 | |
ボイラー室及び用土室 | 1 | 81 | ||
出荷調整室・低温貯蔵庫 | 1 | 194 | ||
園芸管理実験室 | 1 | 388 | ||
共同調整室 | 1 | 300 | ||
畜 | 管理実験室 | 1 | 261 | |
肥育牛舎 | 1 | 192 | ||
繁殖牛舎 | 1 | 336 | ||
育成牛舎 | 1 | 167 | ||
乳牛舎 | 2 | 1,219 | ||
牧草敷料庫 | 1 | 200 | ||
牛衡舎 | 1 | 14 | ||
畜産倉庫 | 1 | 397 | ||
格納庫 | 1 | 250 | ||
家畜管理室 | 1 | 45 | ||
飼料庫 | 1 | 102 | ||
堆 肥 舎 | 2 | 437 | ||
秤 量 室 | 1 | 24 |
種 類 | 頭 数 | 内 訳 |
肉用牛 | 42頭 | 成牛16、育成牛1、子牛16、肥育牛10 |
乳用牛 | 16頭 | 成牛9、育成牛4、子牛3 |
■ 情報処理設備
パーソナルコンピュータ 41台