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化学担当
現在、食品流通の広域化や国際化が進むとともに、多種多様の食品が流通していることで、私たちの食生活は質的、量的に豊かになものになっています。
しかし、一方では、食品の生産・製造や保存の過程において、様々な添加物、農薬、動物用医薬品等を使用するようになってきました。
化学担当では、国産食品や輸入食品の分析を行い、これらの食品の安全性をチェックしています。
また、乳幼児用品等の安全性試験も行っています。
実施している試験検査
食品の検査
食品衛生法に基づき、以下の項目について検査を実施しています。
食品添加物
・魚肉練り製品や漬物などの保存料、甘味料
・野菜加工品などの漂白剤
・食肉加工品などの発色剤
動物用医薬品
・食肉、鶏卵、養殖魚介類の抗生物質・合成抗菌剤
残留農薬
・野菜、果実、穀物 の残留農薬 … 残留農薬等の規制と検査方法へ
特定原材料
・加工食品中の特定原材料(小麦、乳、卵、そば、落花生など)
○食品衛生法では様々な基準が定められています。
衣類等の検査
家庭用品取締法に基づき、乳幼児用衣類等(肌着、靴下等)に使用されることがあるホルムアルデヒド、有機スズ等の残留量について検査しています。
その他の検査
フグ毒や金属など食中毒に関係する検査を実施し、原因究明に役立てています。
令和2年度には、管内で起きた銅による食中毒について、調査を行いました。
調査内容が、「食品衛生研究 2021 November vol.71」に掲載されました。
詳しくはこちら↓
古いステンレス製やかんで調製した酸性飲料による銅の食中毒について [PDFファイル/420KB]
その他