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微生物担当
微生物担当では、感染症や食中毒が発生した際に、患者さんから採取された検体(便など)や食品などから、病原体(病気を引き起こしている原因)を見つけるため、細菌検査やウイルス検査などを行っています。
公衆衛生の維持・発展のため、試験検査及び調査研究をとおして、感染症や食中毒の予防、発生に備えた準備及び発生時の迅速な対応、また、感染症に関する情報の発信などを行っています。
実施している試験検査
感染症の検査
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づき、細菌(腸管出血性大腸菌、コレラ、細菌性赤痢、レジオネラなど)検査やウイルス(インフルエンザ、ノロウイルス、新型コロナウイルス(SARS-Cov-2))検査などを実施しています。
食中毒の検査
食品衛生法に基づき、食中毒が疑われる事案が保健所に届出があった場合、患者の便や食品から食中毒を起こす病原体の検出を行っています。
食品の検査
食品衛生法に基づき、保健所が収去した県産養殖魚、県産鶏卵、食肉などの市販食品について、食中毒を起こす病原体等が含まれていないか検査を実施しています。
水の検査
公衆浴場や海水浴場などの水に関する微生物検査を行っています。
感染症流行予測調査
厚生労働省が実施する感染症流行予測調査事業として、日本脳炎の感染源調査を実施しています。
血清学的検査
リケッチアやエイズウイルスに対する抗体検査を行っています。
感染症発生動向調査
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づき、感染症の発生の動向及び検出された病原体の解析を実施しています。
大分県の感染症情報 当センターで収集・解析した情報を掲載しています。(専門家向け)
あなたの街の感染症情報 県内の各地域における感染症情報が掲載されています。県内の各保健所が更新しています。(一般の方向け)
全国の感染症情報(国立感染症研究所) 全国の感染症情報が掲載されています。(専門家向け)
その他
電子顕微鏡画像集 細菌やウイルス、虫などの電子顕微鏡画像を掲載しています。