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新型コロナウイルス(COVID-19)の後遺症について
新型コロナウイルス(COVID-19)の後遺症について
新型コロナウイルス感染症にかかった後、感染から回復した後も、療養中にみられた症状が続いたり新たに症状が出現するなど、後遺症として様々な症状が見られることがあります。
療養が終了した後も、日常生活では、十分な睡眠、バランスの良い食事などを心がけ、無理をなさらず、徐々に日常生活のリズムに戻すようにしてください。
気になる症状が継続する場合や悪化の傾向がある場合は、かかりつけの医療機関、後遺症診療協力医療機関、保健所などにご相談ください。
後遺症と見られる主な症状
代表的な症状として、以下のものが報告されています。
○呼吸器症状 咳、喀痰、息切れ、胸痛
○全身症状 疲労感・倦怠感、関節痛、筋肉痛
○精神・神経症状 記憶障害、集中力低下、不眠、頭痛、抑うつ
○その他の症状 嗅覚障害、味覚障害、下痢、腹痛、脱毛、動悸
後遺症診療協力医療機関の受診について
後遺症の診療については…
1 まずは、かかりつけ医にご相談いただき受診してください。
2 かかりつけ医のいない方や、かかりつけ医での対応が難しい方は、後遺症の診療協力医療機関にご相談ください。
なお、医療機関によって、診療が可能な症状や診療時間、予約の要否などが異なりますので、一覧を必ずご確認のうえ受診ください。
3 上記1、2での受診相談が難しい場合は、管轄保健所にご相談ください。
※後遺症の診療は一般診療です。診察費等の自己負担が発生します。
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)診療協力医療機関一覧
地区 | 市町村 | 一覧 |
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東部地区 | 別府市・杵築市・日出町・国東市・姫島村 | 【東部地区】新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)診療協力医療機関一覧 [PDFファイル/78KB] |
中部地区(大分市内) | 大分市 | 【中部地区(大分市)】新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)診療協力医療機関一覧 [PDFファイル/102KB] |
中部地区(臼津・由布) | 臼杵市・津久見市・由布市 | 【中部地区(臼津・由布)】新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)診療協力医療機関一覧 [PDFファイル/60KB] |
南部地区 | 佐伯市 | 【南部地区】新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)診療協力医療機関一覧 [PDFファイル/43KB] |
豊肥地区 | 竹田市・豊後大野市 | 【豊肥地区】新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)診療協力医療機関一覧 [PDFファイル/50KB] |
西部地区 | 日田市・玖珠町・九重町 | 【西部地区】新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)診療協力医療機関一覧 [PDFファイル/52KB] |
北部地区 | 中津市・宇佐市・豊後高田市 | 【北部地区】新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)診療協力医療機関一覧 [PDFファイル/79KB] |
地区 | 一覧 |
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県内一円 | 【精神・心療内科】新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)診療協力医療機関一覧 [PDFファイル/71KB] |
※公表の承諾が得られた医療機関を掲載しています。
※精神科・心療内科標榜医療機関は地区別の一覧からも確認できます。
【医療機関の方向け】新たに新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)診療にご協力いただける医療機関の方はこちらから申請方法をご確認ください。
県管轄保健所
県管轄保健所相談窓口
保健所名 | 連絡先 | 管轄市町村 |
東部保健所 | 0977-67-2511 | 別府市・杵築市・日出町 |
東部保健所国東保健部 | 0978-72-1127 | 国東市・姫島村 |
中部保健所 | 0972-62-9171 | 臼杵市・津久見市 |
中部保健所由布保健部 | 097-582-0660 | 由布市 |
南部保健所 | 0972-22-0562 | 佐伯市 |
豊肥保健所 | 0974-22-0162 | 竹田市・豊後大野市 |
西部保健所 | 0973-23-3133 | 日田市・九重町・玖珠町 |
北部保健所 | 0979-22-2210 | 中津市・宇佐市 |
北部保健所豊後高田保健部 | 0978-22-3165 | 豊後高田市 |
※大分市にお住まいの方は、大分市保健所(097-536-2222)にご相談ください。
各種相談窓口(医療以外)
後遺症に関する相談は、症状や受診以外にも、生活への影響やメンタルヘルスなど多岐にわたります。
各種相談窓口を掲載していますので、ご活用ください。
↓クリックしてください↓
県内における罹患後症状(後遺症)の調査結果について
新型コロナウイルス診療医療機関対象
罹患後症状(後遺症)の診療状況調査結果について
県内の新型コロナウイルス診療医療機関を対象に実施した罹患後症状(後遺症)の診療状況調査結果を掲載します。
調査期間:令和4年6月16日~30日
調査対象:県内新型コロナウイルス診療医療機関 558機関
新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)診療状況調査結果 [PDFファイル/17KB]
「新型コロナウイルス感染症患者の後遺症研究」結果の概要
(令和4年度大分県地域連携プラットフォーム推進事業)
県内の新型コロナウイルス感染症に感染した方の罹患後症状(後遺症)、生活影響および精神的影響の実態について、大分大学医学部と大分県立看護科学大学が研究した結果概要を掲載します。
調査期間:令和4年9月~10月
調査対象:令和3年7月から令和4年3月に感染した重症患者
令和4年1月から3月に感染した中等症患者
令和4年1月に感染した軽症患者(入院した人と自宅療養・宿泊療養者に区分)
(20歳未満、80歳以上除く)
計2,108人
有効回答者数:752人
研究結果(概要)
3ヶ月の時点でみられた症状は、倦怠感、咳嗽、呼吸困難、集中力低下、抑うつ状態が多い傾向にあった。いずれの症状においても、経時的に減少しており、12ヶ月後に5%以上残存していた症状は、倦怠感、不眠、抑うつ状態であった。精神的症状は身体的症状に比べ、長期間残存する傾向が見られた(図5)。