特集２　先端技術への挑戦～先端技術を活用した地域課題の解決と産業振興～

印刷ページの表示ページ番号：0002149439 更新日：2022年1月15日更新

先端技術への挑戦
～先端技術を活用した地域課題の解決と産業振興～

　大分県は、AI（人工知能）やIoT（様々なものをインターネットに接続しネットワーク化すること）、ドローン、アバターなどの先端技術を駆使した様々な実証実験を通じて、人口減少や過疎化など地域が抱える課題の解決、新たな事業の創出による産業の振興に取り組んでいます。
　今回は、世界へ、宇宙へつながる先端技術に挑戦する取組を紹介します。

ドローンによる地域課題の解決

ドローン飛行
ドローンめじろん

　県内で企業・大学などの研究機関・行政が連携して「大分県ドローン協議会」を設立し、２００社以上の企業・団体が参画しています。
　県では、地域住民の方々や企業と連携して、ドローンを地域課題の解決に活用する取組を進めています。
【活躍が期待できる分野】
（１）物資輸送（買物支援、農作物集荷、医薬品配送）
（２）災害対応（発災直後の状況把握や孤立地域への物資輸送）
（３）インフラ点検（工場の設備点検の高度化・効率化）
　今年度は買物配送サービス（津久見市）やオンライン診療を組み合わせた医薬品配送（佐伯市）などの実証事業を進めており、その成果をさまざまな地域に応用・展開することを目指しています。
　また、県内企業４社が立ち上げたドローンサービスのマッチングサイト「おおいたドローンプラットフォーム・クロス」の利活用を支援しています。

問　新産業振興室　097-506-3273

おおいたドローンプラットフォーム・クロス

　ドローンを利用したい人とドローン事業者をつなぐウェブサイトです。様々なドローンサービスが集約され、空撮や点検などのサービスが提供されています。サイト上で、申込みから支払いまでが完結するため、ドローンをより利用しやすくなります。
プラットフォームクロス
プラットフォームクロスQR 詳しくはこちらのサイトからお問い合わせください

アバターを活用した産業振興

　アバター産業の振興を進めるため、教育や福祉など様々な分野での実証実験を行っています。また、県内企業がアバターを活用した事業に取り組めるようにサポートし、企業活動を通じてアバターがより身近になる「アバター先進県」を目指しています。

アバターの県内量産開始

　株式会社デンケン（由布市）が、アバター「newme（ニューミー）」の量産に取り組んでいます。
アバター量産

問　先端技術挑戦課　097-506-2892

アバター産業創出塾を開講

　アバターを具体的に活用するための勉強会を行なっています。
小野直さん
公益財団法人大分県産業創造機構
小野直（おの　すなお）さん（持っているのは分身ロボット OriHime（オリヒメ））
　塾では、アバターが持つ様々な可能性を、県内企業の皆さんと真剣に検討・実証しているところです。
　県民の皆さんのすぐそばで役に立つ、そんな存在を目指しています。

アバターめじろん

問　大分県産業創造機構　097-534-5019

「第33回宇宙技術および科学の国際シンポジウム（通称：ISTS）大分別府大会」開催
（期間：令和4年2月26日（土）～3月4日（金））

　宇宙工学の研究者など多くの関係者が世界中から集まり、研究発表や討論を行う国際会議「第33回宇宙技術および科学の国際シンポジウム（通称：ＩＳＴＳ）大分別府大会」が、別府市で開催されます。

宇宙技術シンポジウム
シンポジウムQR ＩＳＴＳ大分別府大会の詳細はこちらをチェック

問　先端技術挑戦課　097-506-2947

ISTS大分別府大会開幕イベントおおいたそらはく２月26日（土）・27日（日）

会場：別府国際コンベンションセンタービーコンプラザ

１日目

令和４年２月26日（土）
10：00〜17：00（開場9：30）
場所：フィルハーモニアホール

○基調講演（１）「宇宙への挑戦〜広がる宇宙の
可能性と身近になる宇宙〜」
講演者：JAXA宇宙飛行士大西卓哉氏
○基調講演（２）「宇宙開発利用と宇宙産業の新潮流」
講演者：中須賀真一氏
（第33回ISTS組織委員長・
東京大学航空宇宙工学専攻教授）
○大分県内宇宙活動の成果発表
発表者：県内高校生の代表、
宇宙挑戦セミナー参加者など
○トークセッション

ロケットめじろん