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県では、障がいのある方が心豊かに暮らし働けるよう「障がい者活躍日本一」を目指しています。今回は、中でも「スポーツ」と「芸術」の取組について紹介します。
「大分国際車いすマラソン」は、国際障害者年である1981年に、世界初の車いす単独の国際大会として開催されました。第27回大会からは国際パラリンピック委員会の公認大会となり、現在は世界中の車いすランナーが目標とする大会の一つとなっています。
これまで40年を超える歴史を刻む中で、延べ12,366名の国内外のアスリートが限界に挑み、見る人に大きな感動と勇気を与えています。また、多くのボランティアや関係者の皆さまに支えられながら、世界最高峰のレースとして発展してきました。
第44回を迎える今年の「大分国際車いすマラソン」は、11月16日(日)に開催されます。ぜひ当日は、沿道から温かい声援を送り、選手たちの挑戦を応援してください。
第44回 大分国際車いすマラソン
開会式 日時/11月15日(土)14時
場所/ガレリア竹町ドーム広場
スタート 日時/11月16日(日)10時
場所/大分県庁前
「Deaf」とは、英語で「耳がきこえない」を意味します。デフリンピックは、きこえない、きこえにくい人のための国際スポーツ大会であり、オリンピックと同様、4年に1度、夏季大会、冬季大会が2年ごとに開催されます。夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアで初めて開催されました。
日本で初開催となる今回の大会は、1924年の第1回大会から100周年となる記念すべき大会です。
東京を含む3都県の会場で21競技が実施され、世界各国から約3,000名の選手が参加します。本県でも、これまで大会の周知やPRに取り組んできました。
世界中から集まるトップアスリートの熱い戦いをぜひ応援してください。
第25回 夏季デフリンピック競技大会 東京2025
会 期/11月15日(土)〜11月26日(水)
参加国/世界70~80の国・地域
県では、障がいのある方がスポーツに親しむことができる環境づくりを進めています。
昨年度は、障がいの有無にかかわらず参加できる体験会を県内各地で19回開催し、延べ400名を超える方々がスポーツを楽しみました。
今年度は、総合型地域スポーツクラブにおいて、障がいのある方にスポーツを楽しむ場を提供するとともに、県内の障がい者スポーツを紹介する動画を作成し、普及と理解促進に取り組んでいます。
県では、障がいのある方の芸術活動のさらなる発展に向け、絵画などの作品の商品化支援に新たに取り組んでいます。
今年度は、大分駅の「アミュプラザおおいた」や、まちなかの店舗で作品の展示と販売を行い、障がいのある方の作品と出会い、触れることができる機会を創出します。
大分駅のアミュプラザおおいたでは「WA!WA!マーケット」と題して、原画などの作品のほか、グッズなども展示販売しています。また、来場者向けのワークショップも開催しています。
府内五番街などのまちなかの店舗では、お店の雰囲気にあった作品を展示します。気に入った作品は購入も可能ですので、ぜひお立ち寄りください。
詳しくはこちらのURLから特設サイトをご覧ください。
チャレンジショップ 「WA!WA!マーケット」
期間/9月13日(土)~10月26日(日)
平 日 12時〜19時
土日祝 10時〜19時
場所/大分駅
アミュプラザおおいた1階
タイムズスクエア
障がいのある方の芸術文化活動を支援するため、令和元年度に「おおいた障がい者芸術文化支援センター」を開設しました。センターでは、作品の発表・展示などの相談や創作ワークショップなど幅広い支援を行っています。障がいのある方の芸術文化活動の相談はセンターをご利用ください。
■おおいた障がい者芸術文化支援センター
大分市高砂町2番33号 iichiko総合文化センター4階
((公財)大分県芸術文化スポーツ振興財団内)
受付時間 平日9時~17時
097-533-4505
artbrut-oita@emo.or.jp
また、11月には、企画展「はばたくつばさ」を開催します。国内の障がい者芸術のトップランナーである滋賀県「やまなみ工房」や奈良県「たんぽぽの家」の所属作家の作品展示のほか、県内作家と企業とのコラボの事例も展示します。同時開催の公募展「ときめき作品展」と併せて、ぜひご覧ください。
企画展「はばたくつばさ」
公募展「第30回 ときめき作品展」
期 間/11月5日(水)~11月16日(日) 10時〜19時
場 所/大分県立美術館1階 展示室A・アトリウム
観覧料 /無料
(問)障害者社会参加推進室 097-506-2725