特集１　令和３年度一般会計予算

令和３年度一般会計予算

～ポストコロナを見据え、大分県版の地方創生を加速前進させる８年連続プラスの積極予算～

　今年度の予算は、喫緊の課題である新型コロナウイルス感染症対策はもちろんのこと、ポストコロナも見据えた、大分県版地方創生を加速前進させる８年連続プラスの積極予算です。

 

 

今年度の主な事業をピックアップして紹介します

新型コロナ感染拡大防止と社会経済再活性化

新型コロナウイルス感染症対策事業（12億4,128万円）

　感染拡大防止のため、ＰＣＲ検査を実施するほか、ワクチン接種がスムーズに進むよう副反応などの専門相談に対応するコールセンターを設置します。

リモートワーク誘致推進事業（2,884万円）

　在宅勤務などの新しい働き方に対応した企業誘致を推進するため、サテライトオフィス整備や社員の移住を伴うリモートワークを推進する事業者を支援します。

中小企業金融対策費（一部）（29億7,700万円）

　感染症の影響を受けた中小企業等の資金繰りや再活性化を支援するため、県制度資金の新規融資枠を増額します。

新型コロナ対応離職者再就職支援事業（1,257万円）

　感染症拡大の影響による離職者の再就職支援を強化するため、大分労働局等と連携し、人材が不足している分野への転職を支援します。

 

健やかで心豊かに暮らせる安心の大分県

◉「子育て満足度」「健康寿命」「障がい者雇用率」の３つの日本一の実現

◉豪雨災害を踏まえた避難行動支援の充実と強靱な県土づくり

◉移住・定住、UIJターンの促進

不妊治療費助成事業（5億2,409万円）

　不妊治療の経済的負担を軽減するため、特定不妊治療を行う夫婦に対し自己負担が概ね３割となるよう助成します。

みんなで進める健康づくり事業（3,122万円）

　健康寿命を延伸させるため、健康経営事業所へのアドバイザー派遣や、健康アプリ「おおいた歩得」の機能追加など働く世代の心身の健康づくりを支援します。

地域気候変動対策推進事業（4,238万円）

　2050年CO₂排出実質ゼロに向け、家庭のエコライフスタイルへの転換を促進する環境アプリ「エコふぁみ」の普及を推進するほか、研究機関等と連携し、地域別の気候変動予測を行います。

病児保育充実支援事業（1億2,174万円）

　安心して子育てできる環境を整えるため、市町村域を越えた病児保育の利用や、スマホで予約ができるシステムを導入します。

地震・津波・高潮対策調査事業（8,200万円）

　南海トラフ地震や台風による津波・高潮などの浸水被害から大分臨海部を守るため、国直轄事業との一体的整備による防護機能強化に向けた調査を実施します。

地域共生社会構築推進事業（9,135万円）

　だれもがともに支え合い、人と人とのつながりを感じ安心して暮らせる地域共生社会の実現を図るため、地域で取り組む多世代交流や支え合い活動などを支援します。

障がい者就労環境づくり推進事業（7,578万円）

　障がい者雇用を促進するため、アドバイザーによる企業訪問や仕事の切り出しなどを行うとともに、知的・精神障がい者の一般就労を支援する就労移行コーディネーターを配置します。

スキルアップ移住推進事業（2,412万円）

　IT分野への就職・転職による移住を促進するため、移住希望者に対しIT技術の取得講座を実施します。

 

いきいきと働き地域が輝く活力あふれる大分県

◉農林水産業における構造改革のさらなる加速

◉先端技術を活用した地域課題の解決や新たな産業の育成

◉マイクロツーリズムやワーケーションなどの新しい旅のかたちへの対応

大規模園芸産地形成促進事業（6,163万円）

　大規模な園芸産地を育成するため、園芸団地づくり計画に基づく取組を重点的に支援するほか、水稲から露地野菜栽培への転換に向け、技術アドバイザーによる実践的な技術指導を実施します。

大分らしい和牛肉生産流通戦略事業（1,006万円）

　赤身の美味しい高付加価値の牛肉を生産するため、食味分析を通じて消費者の嗜好変化を捉えた指標づくりを行い、大分らしい種雄牛の造成に取り組みます。

エネルギー関連産業成長促進事業（5,405万円）

　市場の成長が期待されるエネルギー産業を育成するため、水素透過金属膜を活用した水素サプライチェーンの実証に取り組むとともに、水素関連分野の研究開発を支援します。

ブリ類養殖業生産体制強化推進事業（1,060万円）

　ブリ類養殖業の周年出荷体制を強化するため、出荷時期が調整可能な人工種苗による養殖に取り組みます。

ＩＳＴＳプロジェクト推進事業（1,623万円）

　宇宙への興味・関心を喚起し、県内企業の宇宙関連産業への挑戦機運を醸成するため、本県で開催される「宇宙技術および科学の国際シンポジウム（ISTS）」に合わせ、関連イベントを実施します。

宿泊施設ワーケーション環境整備支援事業（3,037万円）

　ニーズが高まりつつあるワーケーションを促進するため、周辺の観光施設等と連携して取り組む県内宿泊事業者の受入環境整備を支援します。

林業再生県産材利用促進事業（2億4,170万円）

　県産材の供給体制を強化するため、森林資源の循環サイクルの短期化が期待できる早生樹の導入や大径材の利用促進に取り組みます。

女性が輝くおおいたづくり推進事業（2,732万円）

　女性が活躍でき、男女が共に働きやすい社会の実現を図るため、経済団体と連携し、女性の視点を生かした社内プロジェクトへの支援を行うほか、企業、女性、家庭の意識改革を促すセミナーを実施します。

 

人を育み基盤を整え発展する大分県

◉「教育県大分」の創造

◉ラグビーワールドカップのレガシー継承とプロチームなどのキャンプ誘致

◉芸術文化による創造県おおいたの推進

未来へつなぐ学び推進事業（1億2,005万円）

　これからの時代を担う高校生に必要なグローバル教育やＳＴＥＡＭ（スティーム）教育に取り組むとともに、デジタル教科書やAI ドリルを活用したEdTech（エドテック）教育を実施します。

いじめ・不登校等解決支援事業（2億3,025万円）

　児童生徒や保護者の悩みに対応するため、不登校の児童生徒が多い学校にスクールカウンセラーを重点配置するほか、不登校傾向にある生徒への支援等を行う登校支援員を配置します。

芸術文化施設を拠点とした観光循環創出事業（6,125万円）

　本県を訪れる観光客が様々な芸術文化施設やイベント開催地を往来し、地域を活性化する好循環を創出するため、県立美術館（ＯＰＡＭ）を中核としたカルチャーツーリズムを展開します。

ラグビーワールドカップ2019レガシー継承事業（3,983万円）

　ラグビーワールドカップ2019のレガシーを継承するため、大分スポーツ公園内にラグビーロードを創設するほか、ラグビークリニックを実施します。

 

■問　財政課 097-506-2355