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心ひらいて　まず野菜、もっと野菜

印刷ページの表示ページ番号：0003218928 更新日：2023年2月17日更新

理性を持って助け合おう

　科学が発達していない昔、病気は悪魔や鬼などが原因だと信じられていました。
　人にとって大切な命や健康を脅かす病気を、昔から人は本能と理性のどちらでも恐れてきたのです。
　特に、感染症の大流行は多くの人々をパニックに落とし入れ、理性を失った人々が誹謗中傷や嫌がらせなど様々な差別問題を起こします。
　２０２０年１月に世界保健機関（WHO）が緊急事態宣言を発した新型コロナウイルスは、世界中で猛威を振るい大流行を何度も繰り返しています。
　宣言からすでに３年が過ぎましたが、感染者だけでなく、医療従事者、飲食店経営者、さらにその方々のご家族までも対象とした差別問題が起きました。
　この差別問題の大きな原因となったパニックを抑えるには、どうすればいいのでしょうか？
　一つは、正しい情報を得ることだと思います。
　感染症の原因、感染条件、予防法、リスクなど、正しい情報を見極めることです。
　二つは、過去に学ぶことだと思います。
　かつて流行したエイズやハンセン病などへの様々な対処方法の中から、現在も通用する方法を学ぶことです。
　感染者は被害者であり加害者ではありません、関係者やご家族は支援すべき人であり排除すべき人ではありません、理性を持ちみんなで助け合うことにより、今回の厳しい状況を乗り越えましょう。

大分県人権啓発イメージキャラクターこころちゃん

こころちゃんイラスト、QR
(県ホームページ「こころちゃんの部屋」はこちらから)