心ひらいて　まず野菜、もっと野菜

　先日トランスジェンダー（※）のＡさんとお話しする機会がありました。
　女性として育てられたＡさんは、小学校低学年の頃から言葉遣いやふるまいが他の女子とは違うと感じはじめ、周囲が自分の性に違和感なく過ごす中で「自分は周りと違う」と、様々な場面で生きづらさを感じてきたそうです。Ａさんは「どうして男か女、どっちかでないとダメなんだろう、一人の人間としてみてほしい」と心から言っていました。すごく自然体で寛容性あふれるＡさんを目の前にすると、私も、「そうか、何も構えることはない、そのままでいいんだ」と気づかされました。私にとって性別のくくりは関係なく、「Ａさん」でした。
　先日の東京オリンピックでは、五輪史上初めてトランスジェンダーの選手が出場し、またスポーツ選手や芸能人には性的マイノリティであることを公表する方も増えてきました。しかし、まだまだ「LGBTって最近よく聞くけど、自分の周りにはいないよね」と思っている方が多いのではないでしょうか。「いない」のではなく、「気づいていない」だけ、なのかもしれません。自分がその立場だったら困ることはないかな？と自分事として考えるだけでも、性的マイノリティの方をはじめ、誰もが自分らしく生きることができる社会に近づくのではないでしょうか。

※トランスジェンダーとは、性的マイノリティの総称の１つである 「LGBT」のうち「T」で表わされる「出生時に割り当てられた性別 と異なる性別で生きる人、生きることを望む人」のことです。

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　マンネリ化しがちな卵料理のレパートリーに「オープンオムレツ」を加えてみてはいかがでしょうか。見た目も鮮やかで食卓を彩り、包まないから失敗しらずなところもgood♪

レシピ提供：　原田　京子（日田市）