本文
「隆之森」は、大分県とは由来の異なる藤良系種雄牛「隆之国」と産肉能力に優れる「あすか2」との交配により藤良系の血縁を固めつつ産肉能力向上を期待され造成された種雄牛です。現場後代検定では、脂肪交雑、バラ厚で歴代成績を更新し、また、第12回全共鹿児島大会では、産子が第2区(若雌1)において優等首席を獲得しました。
しかしながら本牛は近年、採精が困難となり、また、精液の性状が不良で製造が困難な状況にあります。凍結精液の譲渡利用も少ない状況にあり、今後も利用の増大回復が見込めないと判断され、廃用に至りました。