本文
これからの地域づくりに役立つ道路をめざして
~もっとつながる!ぐっと近づく!中津日田道路~
(8)中津日田道路パンフレット ★表面 [PDFファイル/1.33MB]
中津日田道路は、生活、産業、観光面において活力のある中津日田地域の地域づくりを支援するため、中津港から日田市に至る、延長約55kmの区間にわたって整備される『地域高規格道路』です。
大分自動車道や東九州自動車道と連結し、福岡市や北九州市、大分市などの循環型ネットワークを形成するものです。
この地域高規格道路は、高規格幹線道路である高速道路を補完し路線全体として概ね60km/h以上を提供することができる規格の高い道路で、都市や農村間の連携、物流や人の交流の活性化、港湾や空港などの広域交通拠点との連結など、様々な役割を担っています。
中津日田地域は、うみ・やま・かわの豊かで変化に富んだ自然環境の中で、生活・産業・観光等にわたり魅力ある資源にあふれた地域です。平成29年には、中津市・玖珠町にまたがる広大な景勝地・耶馬渓の歴史や文化を語るストーリー「やばけい遊覧~大地に描いた山水絵巻の道をゆく~」が日本遺産に認定され、広域観光交流の活性化が期待されています。また、国際港湾としての機能を備えた中津港の重要性が高まる中、周辺の企業立地も進んでいることから国道212号をはじめ大型車両の交通量も多くなっています。
しかし、こうしたバラエティに富んだ資源を活かすための広域道路整備が不十分なため、十分に資源活用ができていません。このため、生活面では地域に住む人々の利便性があまり高くないことや、災害時に国道212号の代替道路がない等の問題を抱えています。
こうした生活・産業・観光の諸問題を解決するため、交流や連携を強力に促進させる道路として中津日田道路が必要なのです。
中津・日田間の移動にかかる所要時間がが約30分短縮し、気軽に出かけることができるエリアが拡がるため、交流・買い物・文化・医療等、様々な分野で暮らしやすさが向上し、地域としての魅力が生まれます。
中津日田地域は、自然災害に弱い地理的条件にあるにも関わらず、両市および各支所は国道212号のみで連絡されています。
中津日田道路が整備されることで、地震・台風等の大規模災害時に、国道212号に代わるルートとしての利用が可能となり安全性が向上します。
また、急病や事故等の緊急時において、高次な医療施設の整った中津市や日田市・大分市等への所要時間が短縮され、救急医療面での安心が高まるとともに、市街地への通過交通の流入減少により生活環境が向上します。
【安全・安心な暮らしを支える道路】
国道212号の代替ルートになります!
高規格のルート・構造により、災害時の避難・救援活動に大きな役割を担います!
【救急医療施設へのアクセス向上】
救急病院までの所要時間が短くなり、より安心して暮らせます!
【市街地の交通渋滞、騒音等を低減】
北九州市や大分市方面等へ向かう通過交通が少なくなり、交通渋滞や騒音の低減が図られます。
観光シーズンの激しい交通混雑が緩和されます!
中津日田道路が整備され、さらに、大分自動車道や東九州自動車道と連結することにより、広域交通アクセスが向上し地域の雇用や産業生産額の増加が見込まれ、定住人口の増加や産業の活性化に貢献します。また、商業集積地や観光施設等への集客の増加も見込まれます。
【産業生産額や商品販売額の増大】
農林水産品・工業製品の迅速な輸送の確保や、商業施設の集積する中津市・日田市へのアクセス向上により、市場の拡大、販売単価の向上等による生産額・販売額の増大が期待されます。
【新たな雇用】
港湾、空港、高速道路や市場、工業集積地等へのアクセスが向上することで、新たな企業立地が可能となり新たな雇用の場が創出されます。
【広域観光ルートの形成】
福岡・大分・北九州の特色ある観光エリアがネットワークされ、地域外からの観光入り込み客の増大をはじめ、地域産業振興への波及効果も期待されます。また、別府・湯布院も含めた広域的な周遊ルートの形成により、観光地としての知名度・魅力が向上します。
(事業計画の概要)
三光本耶馬渓道路は、東九州自動車道・中津IC~本耶馬渓IC間を結ぶ延長12.8kmの自動車専用道路です。国土交通省が直轄権限代行で事業を行っています。
詳しくは国土交通省大分河川国道事務所のホームページを御覧ください。
〇三光本耶馬渓道路パンフレット [PDFファイル/7.81MB]
【トピックス】
田口IC~青の洞門・羅漢寺IC間が2024年3月24日(日曜日)に開通しました。
令和3年2月28日に開通しました。 →→→→ 開通式の詳細はこちら
(事業計画の概要)
日田山国道路は、中津市山国町守実~日田市大字三和間を結ぶ延長8.8kmの自動車専用道路で、平成27年度から事業に着手しています。中津市と日田市の市境を越える区間で地形が急峻であるため、トンネル等の構造物が多くなります。
【トピックス】
■2023年1月11日 1号トンネル避難坑 現場説明会
トンネル工事を進めるにあたり発生する、「発破作業」や「夜間施工」へのご理解をいただくため、地元住民の方々を対象に、現場説明会を開催しました。
発破作業前のアナウンス方法や今後の施工計画などを説明させていただいたのち、工事の進め方について意見交換を行いました。
今後も地元のみなさまの意見を尊重するとともに、早期の工事完成を目指したいと思います。
■2022年12月7日 「中津東高等学校 土木科2年生」現場体験学習会
大分県建設業協会青年部会中津支部と中津土木事務所の共催で、土木技術者を目指す”中津東高校土木科2年生を対象に、現場見学会を開催しました。
中津日田道路整備効果、整備状況を説明したのち、1号トンネル避難坑(仮称)の現場では「掘削機械」や「コンクリートプラント」「濁水処理設備」など、トンネル現場ならではの建設機械などを見学しました。その後はICT建設機械などを説明し、最新工法による安全性・効率化などを体感してもらいました。
■2022年11月15日 「 1号トンネル避難坑(仮称) 安全祈願祭 」
※1号トンネル(仮称)は現奥耶馬トンネルに替わるトンネルとして計画しています。
施工者「鹿島・梅林・友岡特定建設工事共同企業体」主催で、県・市・地元・工事関係者などが出席し、1号トンネル(仮称)に並行する「避難坑」の工事が安全に完成することを祈り、安全祈願祭を開催しました。
■2022年11月10日 「宇佐市立北部中学校 1年生」土木未来(ときめき)教室
宇佐市立北部中学校1年生51名を対象に、土木未来教室を実施しました。
「土木」や「行政」について若手職員の経験談をもとに学んだのち、建設中の日田山国道路の現場で「トンネル」や「ボックスカルバート」を見学してもらいました。その後、ICT建設機械に試乗してもらうなど、日頃できないことを体験してもらいました。
|
■2022年1月18日 「中津東高等学校 土木科2年生」現場体験学習会
大分県建設業協会青年部会中津支部と中津土木事務所の共催で、土木技術者を目指す”中津東高校土木科2年生39名を対象に、現場見学会を開催しました。
中津日田道路整備効果、整備状況を説明したのち、施工中の「ボックスカルバート」「補強土壁」「橋梁上部工」の施工手順などについて実際の現場を見ながら学んでいただきました。
■2020年10月18日 「 日田山国道路 着工式 」
工事着手に先立ち、整備促進に向けての機運醸成を図るため、広瀬勝貞 知事 隣席のもと、着工式を開催しました。
交通量調査を実施しましたのでお知らせします。