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中九州横断道路は、大分市から熊本市に至る約120kmの地域高規格道路として平成6年に計画路線の指定を受け、国土交通省が整備を進めています。大分県内では平成31年1月に開通した朝地・竹田間(約6km)を含め、犬飼・竹田間(約25km)が開通しました。
現在は、竹田阿蘇道路(約22.5km)、滝室坂道路(約6.3km)、大津熊本道路[合志・熊本](約9.1km)が事業中であり、残る区間も事業化に向けた検討が進められています。
この道路は、東九州自動車道と九州縦貫自動車道を結び『九州の一体的な発展』を支える重要な東西軸として位置づけられるとともに、沿道地域には九州を代表する観光地や企業集積地、農産地等があり、『観光振興』や『地域経済の活性化』、『持続可能な地域づくり』のために必要不可欠な地域の幹線道路でもあります。
また両県を結ぶ国道57号では、平成24年九州北部豪雨や平成28年熊本地震で被災し、復旧活動や日常生活に大きな支障が生じました。中九州横断道路は、住民の暮らしや経済流通、周遊観光等への大きな打撃を避け、相互の災害支援を図るための『代替道路』としても期待されています。