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少年を「使い捨て」にする「闇バイト」の現実

印刷用ページを表示する 更新日:2024年11月18日更新

~少年を「使い捨て」にする「闇バイト」の現実~

 

「闇バイト」は犯罪実行者の募集です

「闇バイト」は、SNSやインターネット掲示板などで、短時間で高収入が得られるといった甘い言葉で募集されています

軽い気持ちで応募して、強盗や詐欺などの犯罪の実行役として利用されて逮捕された人が多くいます

絶対に手を出さないでください

「闇バイト」の基本的パターン

1 X(旧Twitter)等のSNSで「高額報酬」等と検索、または知人・先輩からの勧誘により応募

2 相手から匿名性の高いアプリ(主にシグナル)のインストールを指示される

3 そのアプリを使ってやりとり

4 犯行グループから言葉巧みに個人情報を求められる

5 運転免許証等の身分証明書の写真や住所・家族構成等の個人情報をアプリで送信

6 業務内容が犯罪とわかり拒否したが、個人情報を基に脅される

7 犯行グループから抜け出すことができず、捕まるまで犯罪に加担

事  例

犯行グループが指示する業務等の内容

「やる気があればたくさん稼げる」「仕事にもよるが1日10万円以上は確実にもらえる」と荷物受け取りの指示を受けた

最初は「簡単な運搬の仕事」と説明されたが、後に「報酬を上積みするから違う仕事を受けてほしい」「知り合いのオーナーの金塊を取ってきてもらう」等と「タタキ(強盗)」を指示された

「相手は詐欺をした奴だから何をしてもいいので金を奪え」「相手は悪いことで金を得た奴だから警察には通報できない」と指示された

犯行グループ等による脅迫行為

誘ってきた先輩はヤンキーで怖い人として有名で、断ると何かされるかもしれないと思い、「タタキ(強盗)」をすることを決めた

ワイヤレスイヤホンで指示役から「家に入れ」と指示がきたので拒否すると、自分の携帯に指示役から血だらけになった他人の写真が送られてきた

指示役から「中にもし人がいたら殺しちゃっていいから」と言われ、従わざるを得なかった

使い捨てにされる少年たち

SNSで「闇バイト」に応募した先輩に誘われ「受け子」をしたが、手に入れた現金はすべて指定口座に振り込まされ、報酬は一切支払われなかった

「報酬はまとめて支払う」と言われていたが、結局一度も支払われることがないまま逮捕された

受け子としてキャリーケースを持って全国を転々とさせられ、逮捕されるまでホテルや漫画喫茶に寝泊まりしながら犯行を続けていた

応募した少年の動機

安易な考えから犯罪に加担しエスカレート

過去に特殊詐欺の受け子などの経験があったので、「どんな案件でもできるだろう、金を手に入れてやろう」と思い「タタキ(強盗)」に応募した

小遣い以外で自分で自由に使えるお金が手に入ると思い「やります」と答えた

検挙された少年たちの声

犯行前後の心境

「やりたくないけど後に引けない。警察に捕まったらどうしよう」

「犯行グループから脅され抜け出せなかった。後悔している」

「今後も犯行グループからしつこく誘われないか、家族に影響が及ばないかと思うと不安でしかたない」

同じ過ちを犯さないために伝えたいこと

「闇バイト」に手を染めれば必ず捕まる

家族に相談するなど勇気を持って断ってほしい

闇バイトに手を出さないために

こんな言葉に要注意

「高額」「高額バイト」「ホワイト案件」「即日現金」「高額即金」「副業」「ハンドキャリー」「楽して稼ぐ」「書類を受け取るだけ」「行動確認・現地調査」など

楽をして大金を稼げる仕事はありません

申込時に匿名性の高いアプリのインストールを求められる

申込時に匿名性の高いアプリ(主にシグナル)のインストールを求められる場合は、「闇バイト」の可能性があります

怪しいと迷ったら

怪しいかもしれないと迷ったら、1人で判断せずに家族などの周囲の人や警察に相談しましょう

「申し込んだ」「抜けたいのに抜けられない」時は

いますぐ最寄りの警察署、または大分っ子フレンドリーサポートセンターに相談してください

大分っ子フレンドリーサポートセンター 097-536-2131

チラシ(ご自由にお使いください)

闇バイト注意喚起チラシ(学生向け) [PDFファイル/259KB]

闇バイト注意喚起チラシ(一般向け) [PDFファイル/261KB]
 

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