大分県警察の警察犬
警察犬とは
犬は人間の数千倍と言われる鋭い嗅覚を持つほか、人間にはない様々な特性を持っています。その犬の特性を犯罪捜査や行方不明者の捜索等の各種警察活動に役立つように飼育・訓練された犬が警察犬です。
嘱託警察犬とは
大分県警察では、独自で警察犬を飼育していないことから、一般の方が飼育、訓練した警察犬を嘱託して運用を行う、「嘱託警察犬制度」により各種活動を行っています。
嘱託警察犬は、毎年1回実施する「大分県警察嘱託警察犬審査会」の厳しい審査に合格した優秀な犬です。
※大分県嘱託警察犬審査会の開催についてはこちらから/site/keisatu/r2shokutakupolicedog.html
警察犬の種類
大分県警察で嘱託している警察犬は、公益社団法人日本警察犬協会が指定している7犬種です。
(1) ラブラドールリトリーバー (2) ゴールデンリトリーバー (3) ドーベルマン
(4) シェパード (5) エアデールテリア (6) ボクサー (7) コリー
警察犬の活動
大分県警察での嘱託警察犬には、「捜索救助犬」「足跡追及犬」「爆発物捜索犬」「臭気選別犬」の4部門があります。
(1) 捜索救助犬
大規模災害の現場等、一定の範囲内において、警察犬が自由に捜索し、被災者等を発見救助する警察犬です。
(2) 足跡追及犬
犯人や行方不明者の遺留品等の臭いをもとに、その臭いをたどって犯人や行方不明者の歩行経路を確認し、犯人や行方不明者等を発見する警察犬です。
(3) 爆発物捜索犬
爆発物の原料となる成分の臭いを覚えている警察犬が、箱や缶等に入った不審物件から、爆発物を発見する警察犬です。
(4) 臭気選別犬
選別台の上に置かれた5つの布から、犯人の臭いと同じ臭いのついた布を嗅ぎ分けて持って来る警察犬です。