マイナンバーカードと運転免許証の一体化の概要について

　令和７年３月２４日（月）から

※　令和７年３月２３日（日）は、全国的なシステム適用作業等のため、運転免許センターを閉庁します。更新期間に、令和７年３月２３日（日）が含まれる方は、ご注意ください。

●　免許の保有形態

　　本人の希望に応じ、以下の３つの免許証の持ち方が可能となります。

　・免許証のみ

　・マイナ免許証のみ

　・免許証とマイナ免許証の２枚持ち

　※　２枚持ちの方は、自動車等の運転の際は、いずれかを携帯していれば運転が可能です。

●　マイナ免許証の要件

　　マイナ免許証とするためには、次の要件を満たす必要があります。

　・有効なマイナンバーカードであること。

　・免許の効力が停止されていないこと。

　・マイナンバーカードのICチップが損傷等していないこと。

●　マイナ免許証を保有する手続

　運転免許センターや警察署（杵築・津久見幹部交番を含む。以下「運転免許センター等」という。）でマイナンバーカードに免許情報を記録する必要があります。

　 〈 手続場所及び受付時間 〉

　※　各種の手続時に併せてマイナ免許証を保有する（２枚持ちを含む。）手続も可能です。

●　マイナ免許証に記録される情報

　・マイナ免許証の番号

　・免許の年月日及びマイナ免許証の有効期間の末日

　・免許の種類

　・免許の条件に係る事項

　・顔写真

　　等がマイナ免許証のICチップに記録されます。

　　なお、マイナンバーカードの券面に免許に関する事項は記載されません。

◎　住所変更等手続のワンストップ化

　市町村でマイナンバーカードの本籍・住所・氏名・生年月日の変更手続を行うだけで、警察への変更届出が不要となります。

　▷　対象となる方

　　　マイナ免許証のみ保有の方が対象です。

　▷　必要な手続

　　・マイナ免許証を保有する手続等に併せて手続可能です。

・あらかじめ、運転免許センター等でマイナンバーカードの署名用電子証明書（以下「電子証明書」という。）を提出し、利用規約等への同意が必要です。

　　・手続の際に、電子証明書の暗証番号（英数字６～16桁）の準備が必要です。

　▷　手続場所及び受付時間

　※　各種の手続時のマイナ免許証を保有する手続と併せて手続も可能です。

　▷　注意事項

・電子証明書の暗証番号の入力を５回連続で誤るとロックがかかり、コンビニエンスストア等に設置されたキオスク端末や市町村で再設定が必要となりますので、注意してください。

・市町村で住所・氏名・生年月日・性別のいずれかの情報を変更すると、電子証明書が自動失効し、ワンストップサービスを利用できなくなるため、市町村で住所等変更届出の際は新たな電子証明書の発行を受けてください。

・住所・氏名・生年月日のワンストップサービスの同意期間の有効期間は10年です。同意の有効期間経過後もワンストップサービスの利用を継続する場合は、同意の有効期間内（免許更新等の機会）に、再度、利用開始手続をしてください。

・マイナポータルと免許情報の連携手続が完了している場合は、マイナポータルで同意状況の確認が可能です。また、同意をしてから10年が経過する前に、マイナポータルのお知らせ機能において、同意の有効期限が通知されます。

・また、マイナポータルのお知らせ機能において、マイナ免許証の有効期限が近づいている旨も通知されます。

◎　更新時講習のオンライン化

　　スマートフォンやパソコンから、時間や場所の制約を受けずに更新時講習をオンラインで受講できます。

　▷　対象となる方

　マイナ免許証を保有する方（２枚持ちの方を含む。）で、更新時の講習区分が優良又は一般講習の方が対象です。

　▷　必要な手続

・あらかじめ、運転免許センター等で電子証明書を提出し、マイナポータルと免許情報の連携手続が必要です。

　　・手続の際に、電子証明書の暗証番号（英数字６～16桁）の準備が必要です。

　▷　オンライン講習受講済者の免許更新の場所及び受付時間

　※　令和７年３月24日から、運転免許センターでのオンライン講習受講済みの方の受付時間が変わります。

　▷　その他

　　・誕生日が令和７年３月24日以降に迎えられる免許更新者が対象です。

・ワンストップサービスの利用やマイナポータルと免許情報の連携手続の運転免許センター等における電子証明書の提出は、それぞれのサービスごとに重ねて行う必要はありません。

・オンライン講習の受講だけでは免許更新は完了しません。運転免許センター等で適性検査及び写真撮影等が必要です。

　・オンライン講習の手数料は、免許更新時に運転免許センター等でお支払ください。

・オンライン講習動画の視聴中に数回写真撮影等があります。詳しくは、マイナポータルへのログイン後に表示される「オンライン講習受講にあたっての注意事項」をご確認ください。

・オンライン講習動画を視聴するスマートフォンやパソコンには、ウェブカメラやICカードリーダー機能が必要です。

◎　経由地更新の拡大と迅速化

　免許更新は住所地公安委員会で行うことが原則ですが、例外として、滞在先公安委員会で行う経由地更新の対象者や申請期間が拡大し、更新手続に要する時間が短くなります。

　▷　対象となる方

　優良運転者に加え、一般運転者の方で、マイナ免許証を保有する方（２枚持ちの方を含む。）が対象です。

　▷　申請期間

　誕生日の１か月前から誕生日の１か月後まで（１か月後の日が土曜・祝日・年末年始の休日に当たる時はこれらの日の前日）

　▷　更新手続に要する時間の短縮

　マイナ免許証のみの免許更新であれば、住所地公安委員会で免許証を作成する必要がなくなるため、更新手続が即日で終了します。

　▷　手続場所及び受付時間

　大分県公安委員会で行う手続場所、受付時間等は、経由地更新をご覧ください。

　▷　注意事項

　・ 免許証のみの方は、誕生日の１か月前から誕生日までの申請期間となります。

・滞在先公安委員会で行う経由地更新の手続場所、受付時間等は、滞在先公安委員会にお問い合わせください。

◎　免許証に比べて手数料が安い

      令和７年３月24日から、手数料が変更されます。

　　なお、主な手数料は、次のとおりです。

　　 〈 免許保有形態の変更 〉

　　 〈 免許取得 〉

　　 〈 免許更新・講習 〉

　　 〈 経歴保有形態の変更 〉

 ※申請による免許の取消し又は免許を失効した日から５年以内の経歴保有形態の変更に限る。ただし、２枚持ちから１枚持ちへの経歴保有形態の変更を除く。

　　 〈 経歴証明書取得 〉

　▷　注意事項

・優良講習の方が免許更新時に併せてマイナ免許証のみを保有・対面講習を受講する場合の手数料は、免許更新手数料2,100円＋講習手数料500円となり、合計2,600円です。

・優良講習の方が事前にマイナ免許証を保有し、免許更新手続後にマイナ免許証のみを保有・オンライン講習を受講する場合の手数料は、事前にマイナ免許証を保有する際の免許情報記録手数料1,500円＋免許更新手数料2,100円＋オンライン講習手数料200円となり、合計3,800円です。

 マイナ免許証を保有している方は、

・マイナポータルを経由して免許情報を確認する方法

・スマートフォンやパソコンから「マイナ免許証読み取りアプリ」をインストールして、マイナ免許証のICチップに記録された免許情報を確認する方法

があります。

　▷　注意事項

・運転免許センター等であらかじめ電子証明書を提出し、マイナポータルと免許情報を連携させておく必要があります。

・マイナ免許証読み取りアプリは、３月１２日から各ストアでインストールが可能となりました。

・必要に応じ、マイナ免許証読み取りアプリ専用サイトをご確認ください。

・国外運転免許証を申請する場合、渡航先の国により、従来の免許証が必要になる場合があります。

・日本の免許証により海外で運転する場合も同様です。

・海外で運転する場合の諸注意については、渡航先の大使館へお問い合わせください。

Ｑ.マイナ免許証への変更は原則ですか？

Ａ.原則ではありません。

　従来の免許証のみ、マイナ免許証のみ、双方２枚持ちの中から希望に応じ、自由に選択可能です。

Ｑ.いつマイナ免許証に変更できますか？

Ａ.随時の申請に加え、運転免許の取得時、免許更新時、再交付手続時等各種の手続時に変更することができます。

Ｑ.２枚持ちの方は免許更新等の手続時に２枚とも持参が必要ですか？

Ａ.紛失等の場合を除き、各種の手続時に保有する全ての免許証の持参が必要です。

Ｑ.警察でのオンライン講習を受講したかどうかの確認方法は？

Ａ.オンライン講習動画の視聴中に撮影した写真と自動照合し、自動受付機で作成する申請書に受講の有無が印字されます。

Ｑ.警察官にマイナ免許証の提示を求められた場合は？

Ａ.警察官が免許情報を確認するために必要な措置（読取り）を受けることに応じなければなりません。

Ｑ.マイナンバーカードの有効期間が満了した場合、マイナ免許証も無効になりますか？

Ａ.マイナンバーカードの有効期間が満了しても、ICチップに記録する免許情報記録の有効期間が満了していなければ、運転免許の効力に影響はありません。

Ｑ.マイナンバーカードの有効期間が満了した場合、各種の手続への影響は？

Ａ.マイナ免許証による免許更新や記載事項変更等の手続ができなくなります。

Ｑ.マイナンバーカードの有効期間が満了したため、市町村でマイナンバーカードの再発行を受けましたが、マイナ免許証はどうなりますか？

Ａ.市町村で再発行を受けたマイナンバーカードには免許情報が記録されていないため、マイナ免許証とするためには、警察での免許情報の再記録（手数料1,500円）が必要です。

Ｑ.マイナンバーカードの電子証明書の有効期間が満了した場合は？

Ａ.ワンストップサービス等の各種サービスの利用ができなくなります。利用を再開するためには、市町村で新たな電子証明書の発行手続を行い、マイナポータルから利用開始手続をしてください。

Ｑ.マイナ免許証を紛失した場合は？

Ａ.マイナ免許証のみの方は、自動車等の運転ができなくなります。早期に運転が必要な方は、運転免許センターにおいて従来の免許証の交付手続(手数料2,550円)をしてください。

　なお、２枚持ちの方は、従来の免許証を携帯して運転が可能です。

Ｑ.マイナ免許証を紛失後、再度、マイナ免許証を保有するための手続は？

Ａ.市町村で再発行を受けたマイナンバーカードに警察での免許情報の再記録（手数料1,500円）が必要です。

Q.免許証を紛失しましたが、申請当日に警察署でマイナ免許証を保有することができますか？

A.マイナンバーカードを持参し、再交付の申請と同時にマイナ免許証のみに免許保有形態を変更することで、申請当日にマイナ免許証を保有(手数料1,500円)することができます。

　なお、２枚持ちの方は、マイナ免許証を携帯して運転が可能です。

Ｑ.今後、警察への記載事項変更の届出が必要な場合は？

Ａ.免許証のみの方、２枚持ちの方又はマイナ免許証のみの方で性別の変更をする方若しくはワンストップサービスの利用開始手続（住所、氏名又は生年月日への不同意を含む。）をしていない方は、警察への記載事項変更の届出が必要です。この場合において、マイナ免許証を保有する方は、免許情報とマイナンバーカードの券面上の情報を同一にする必要がありますので、券面上の追記欄に正しく記載がなされていることを確認ください。

Ｑ.従来の免許証の交付と免許情報の記録との手続時間に違いはありますか？

Ａ.オンライン講習済みの方でも、正しく免許情報がシステムに登録されているか確認するため、一定の時間がかかります。

　また、免許情報の記録は、申請人と職員が１名づつ対面で行うため、従来の免許証の交付と比較して手続に時間がかかりますので、時間に余裕をもってお越しください。

　その他、マイナ免許証についてご不明点がある方はマイナンバー総合フリーダイヤル（Tel：0120‐95‐0178）よりお問い合わせください。