自主防犯パトロール隊活動紹介
大分県では、多くの自主防犯パトロール隊が、PTAや学校、各種団体と協力し、子供や地域の安全を守るため日夜活動をしています。
その中から、「地域の防犯環境整備促進事業」のモデル団体に選ばれた5団体の活動の一部をご紹介します!
★★南大分地区防犯パトロール隊【大分市】★★
1 団体の紹介
当隊は、南大分地区住民の自主防犯意識の醸成という目的を持って、平成17年に発足しました。
現在、50名で構成されており、下校時の見守りや夕方の徒歩及び車両による警戒を行うなどの防犯広報啓発活動を行っています。
地域の防犯環境整備促進モデル事業では、4小学校区の学校職員、PTA、生徒会等と 協力し活動を行いました。
2 主な活動内容
(1) 危険マップ作成
それぞれの小学校区で、犯罪者から声をかけられる可能性の高い場所や不審者が隠れやすい場所等の危険箇所
を集約した危険マップを作成しました。
(2) 防犯反射電柱幕の設置 危険マップに集約された危険箇所情報を基に、防犯反射電柱幕設置場所の選定を行い、
各小中学校職員、各自治委員、PTA、青少協等で設置(70箇所)を行いました。
(3) こども連絡所の新規登録
通学路におけるこども連絡所の必要性が高い場所を調査し、事業者等に新規登録の依頼したところ、2箇所の新規登録を得ることができました。
★★由布川東部4地区防犯パトロール隊【由布市】★★
1 団体の紹介
「地域の安全は地域の手で守る」という地域防犯の原点に立ち、自主的な防犯活動を推進し地域住民の融和と団結の促進を図って、安全で安心なまちづくりに寄与するという目的で平成17年に発足しました。
現在は、188名で構成され、由布川東部4地区(古野・古野郷・サントピア古野・医大3丁目)が昼夜のパトロールや、子供達の登下校の見守り等の活動を各地区で行っています。
平成28年は、今までの活動に加え由布川小学校やPTA等と協力し、通学路の危険箇所の改善、不審者対応訓練等を行いました。
2 主な活動内容
(1) 通学路等における除草作業
普段、小学生が通う通学路の危険箇所をチェックしました。
雑草が生い茂り、見通しが悪い箇所の除草作業を行いました。
(2) 防犯看板の設置
通学路の危険箇所に注意喚起を呼び掛ける看板を設置しました。
(3) 不審者対応訓練
大分南警察署からアドバイスをいただきながら、由布川小学校と協議の上、不審者対応訓練計画を策定し、不審者対応訓練を実施しました。
★★仏の里セーフティパトロール【豊後高田市】 ★★
1 団体の紹介
地域の安全及び犯罪のない社会を構築するため、平成15年に発足しました。
現在、隊員は60名で構成されており、安全・安心なまちづくりを目指し、青色回転装備車両(通称青パト)による広範 囲な地域を対象としたパトロール活動などを行っています。
平成28年は、学校関係者等と連携し、小学生に対する地域安全マップづくり等を行いました。
2 主な活動内容
(1) 地域安全マップづくり
子供の危機回避能力を高めるため、小学生と一緒にまち歩きをしました。
通学路の危険な場所や安全な場所を探し、見つけた場所の写真やコメントを地図に貼り付けて、地域安全マップを完成させました。
完成した地域安全マップは、小学校の壁に掲示して、通学路の安全対策に活用しています。
(2)こども連絡所の現況調査及び新規開設者の募集
子供の安全を地域全体で守るため、こども連絡所として登録している場所が どこなのか現況調査を行うとともに、新規登録者の募集を行いました。
★★鶴岡地区安全安心パトロール隊【佐伯市】★★
1 団体の紹介
「地域の安全は地域で守る!」という目的で、平成16年に発足しました。
現在、14団体、約180名で構成されており、地区内の防犯パトロール活動を年間を通じて行っており、平成28年は、 鶴岡小学校、PTA等と連携し、子供向け防犯DVDの作成等を行いました。
2 主な活動
(1) 子供向け防犯DVDの作成
子供が誘拐等の犯罪被害にあわないための教材として、幼い子供でも興味をもって見ることができる防犯DVD「ドンドンのゆうかい」を作成しました。
DVDには、こども連絡所の役割や子供が駆け込んできた時の措置要領も収録しており、保護者の方々にもぜひ見ていただきたいと考えています。
(2) 通学路の環境整備
通学路の見通しを確保するため、鶴岡小学校、PTA、地元の区長等と 一緒に除草作業を行ったり、犯罪の誘発を 防ぐため、佐伯豊南高校生徒会と一緒に橋の下の落書き消しを行いました。
(3) こども連絡所セーフティコーンの製作、贈呈
通学路に地域の目があることをアピールするため、こども連絡所セーフティコーンを製作し、DVDと一緒に小学校に贈呈しました。
★★ つくみたちばな防犯パトロール隊【津久見市】★★
1 団体の紹介
津久見地区区長連絡協議会で「市内の子ども達をみんなで守っていこう」という意見が出たことから、各地区の区長を中心として平成17年に発足し、現在58名で構成されています。
現在では、児童の登下校時間帯における見守り活動等に加え、大人、高齢者に対する防犯 広報活動に至るまで、津久見市の安心安全のために、様々な活動を行っています。
平成28年は、通学路における危険箇所のチェック等を行いました。
2 主な活動内容
(1) 付き添い下校
子ども達を犯罪被害、交通事故から守るため、通学時間帯に通行車両が多い主要な交差点において見守り活動を行ったり、下校時に、子ども達に付き添って自宅まで送り届ける付き添い下校を行いました。
(2) 危険箇所の排除
付き添い下校の際把握した野草が生い茂って見とおしの悪い危険箇所の除草作業を実施し、危険箇所を排除しました。
また、津久見高校の生徒等と連携し、駐輪場の無施錠自転車を確認し、所有者への鍵かけ指導を実施しました。